story19 ページ19
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『できた!!......はい!!ノエルさん!!』
盛り付けたお皿とフォークを持って、ノエルさんの元に駆けつける。
ノ「遅かったね」
『ん....初めてなんだから仕方ありません!!とりあえず、食べてみてください!!』
強引にフォークを握らせて、食べるのを急かす。
私は、机に肘をついて見つめる。
だけど、なかなか口にしないノエルさん。
ふと、私と目を合わせると。
ノ「そんなに見られたら食べにくいよ...」
『いいから!!早く食べてみてくださいよ!!』
ノ「ん....いただきます」
ドクドク..ドクドク..となんだかわからないけど、胸が鳴る。
ノ「...おいしい」
『ほんとですか?!やったー!!』
ノ「おいしいよ!!ほんとに初めて作ったの?!」
『ほんとです!!ちゃんと検索しました!!』
ノ「検索って....笑」
『一口ください!!』
ノ「え、」
『もー、一口くださいってばー』
なかなかくれないノエルさんの手を引いて、ラタトゥイユを口に含む。
すぐに広がるトマトの酸味。
程よい野菜の厚さ。
私ってば、天才かも←
自分の作ったラタトゥイユに感動していると、皆が私を見ているのに気がついた。
『どうしたんですか?私、何かしました?』
魁「今...ノエルの、」
『いや〜、さすが私ですね。めっちゃおいしいです!!』
ノ「いや、そういうのじゃなくて......」
『ん?』
咲「今の...間接キス.....」
『え?間接キス....?
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えぇぇぇぇぇぇ〜?!』
透「うるさい。食事中だぞ」
『え、え、だって、間接キスって...え』
ノ「............」
全く考えてなかった。
私にとっては普通のことで。
こういうのノエルさんならやり慣れてると思って。
なのに、今目の前にいるノエルさんの顔は真っ赤で。
さっきからずっと、目を合わせてくれない。
何、それ。
私まで真っ赤になる。
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ノノ - 続き書いてくださ>_< (2023年1月22日 11時) (レス) id: 8226e604cb (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - ゆうみんさん» ありがとうございます!!そう言っていただきとても嬉しいです!!頑張ります!! (2019年2月3日 20時) (レス) id: 616e8f5094 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - 九羅茉さん» ばらさないですね!!皆さんの意見をまとめてストーリー書いていきます!! (2019年2月3日 20時) (レス) id: 616e8f5094 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - ああああ気になる、彼女ちゃんやかいり君これからどうなるのかな楽しみです (2019年2月3日 20時) (レス) id: 031a0bf45d (このIDを非表示/違反報告)
九羅茉 - ばらさないに一票 まだだまだそのときじゃない! (2018年12月9日 10時) (レス) id: abc9788137 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のん x他2人 | 作成日時:2018年8月4日 18時