君のきみとキミ（１０） (ページ10)

今日:40 hit、昨日:1 hit、合計:33,862 hit

いつだってページ10

.

「あ？お前のいっちゃん大事なもん預かっとるで」

「ウソやと思うんなら確かめにきいや(笑)」

「第二倉庫で待ってるわ」

あ「待って！！！章大！！来なくていい！！」

「お、これで分かったやろ？来んかったらこの女どうなっても知らんで」

あ「大丈夫だから！！！」

ダメ、、だってこの倉庫の中には３０人くらい怖い人たちがいる。

よくもこんな冷静でいられるなぁ、だてに怖い思い何回もしてないや。

あ「 …章大、来ませんよ。」

「そうなったらアンタをどうにかするまでや」

あ「 …そうですか」

「怖ないん？珍しい女やな(笑)」

あ「、、何回もこんな思いしたことあるんで」

「へえ、、肝座っとるんや(笑)」

うそ…ほんとは今にも足が震えそう。
だけどどこかで章大が来てくれるって信じてる。

来ちゃダメ、、だけど、来て欲しい、、たすけて、、

安「 Aっっ！！！！」

ほら、、涙が出ちゃった。

安「お前らっ、、汚いぞ。俺に借りがあるなら正面からやれや！！！」

あ「章大… 」

怖い顔してたのに、さっきより何倍も怖い顔してたのに、それなのに、、

そこにいた章大はあたしの知ってる章大だった。

いつだって、あたしを助けてくれた章大の姿だった。

.