こういうの ページ24
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錦「 なんかさ、こういうの久しぶりやんな 」
あ「 こういうのって?」
錦「 ふたりで、ゆっくりすんの。」
あ「 そうだね!高校生のときはよくしたけどなぁ 」
錦「 せやな(笑)このへんよう散歩したよなぁ。」
あ「 うん、、」
大学生になって時間に追われてしまってこんなにふたりでゆっくり外に出る機会なんて中々なかった。
それでなくても、色々あったから…
なんか、ここにいると本当に高校生の自分にかえったみたいに思える。
錦「 、、ここ、覚えてる?」
あ「 覚えてるよ。」
錦「 そっか、もう忘れられてるかと思ってた(笑)」
あ「 忘れないよ…亮ちゃんがあたしのこと助けてくれた日だもん 」
あの日…この公園で亮ちゃんの気持ちを聞いた。
真っ直ぐに伝えられたのは初めてで…
つらかったあたしを、救ってくれたあの日…
昨日のことみたいに思い出せる。
錦「 …A?」
あ「 っえ?なに?」
しみじみ思い出してたから、突然話しかけられて驚いた。
錦「 そんな驚かんでええのに(笑)」
あ「 だって!亮ちゃんが 」
錦「 はいはい(笑)」
近くにあったベンチにふたりで座ると、亮ちゃんがあたしの手を握ってきた。
夏はジメジメしているけど、亮ちゃんの手は程よくあたたかくて、気持ちいい。
いつもあたしに元気と勇気をくれる。
錦「 好きやで、A。」
あ「 うん、、あたしも好き。亮ちゃん。」
錦「 …ありがとうな 」
あ「 ううん… 」
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作者名:らる*. | 作成日時:2017年8月21日 19時