君のきみとキミ（１０） (ページ17)

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安「 A 」

あ「章大？どうして、、」

安「出かけよっか。」

あ「え？でも」

安「亮、来んと思うで」

あ「 …」

安「着替えておいで？バイク乗せたる」

あ「 …ぅん」

どこかで期待してたのかな。
亮ちゃんなら来てくれるって。

あたしわがまますぎるよね。

亮ちゃんのこと、もう何回も傷つけてるのに…なんでいつもこうなっちゃうんだろう。

安「その服初めて見た。かわええな。」

あ「 …ありがとう」

レースのセットアップを着て出ると章大はいつもみたいに褒めてくれた。

安「メットちゃんとかぶりや。」

あ「バイク、初めて…章大運転できるんだ」

安「卒業してすぐ免許とったしな(笑)車も運転するで」

あ「そうなんだ！なんか章大とバイクって似合わな、、(笑)」

安「嘘やん！初めて言われた(笑)」

しっかりつかまっててなー！って声がして、ギュッて章大にしがみつくとバイクがブルン！と震えた。

あ「ぅわ、、」

安「行くでー！！」

あ「ちょ、どこ行くのー！？」

安「内緒っ！(笑)」

ゆっくり走り出したかと思ったら、すぐにスピードがはやまった。

あ「キャー！！！(笑)」

安「落ちんといてや！(笑)」

久しぶりだな。章大のこんな明るい声聞くの…
なんだか中学時代に戻ったみたい。

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