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そんなとき、お兄ちゃんがお母さんが一生懸命働いて少しずつ貯めていたお金を全て持ってどこかに消えてしまった。
今生きてるのかさえ分からない。
大学と介護と治療費のためのアルバイト。
全てに追われてあたしは就活なんてできるわけなかった。
お母さんが亡くなったときにはもう4年の1月で。
このまま、、あたしの人生ここで終わりだと思ってた。
引きこもりがちになって、全く外に出なくなって…
そんなとき、、
村「 …A？Aやんな？」
あ「 、、もしかして、信ちゃん…？」
ちょうど東京に来てた、お兄ちゃんの友だちだった信ちゃんがうちを訪ねて来た。
村「 は！？あいつが、、！？」
あ「 …うん。一人でどうしたらいいのか分からなくて… 」
村「 …A。大丈夫や。俺がなんとかする 」
あ「 、、え？」
そこからは早かった。
6月に、久しぶりに外に出されたと思ったらおっきなビルに案内されて、来月からここが俺らの仕事場やで！って、、
信じられなかった。
だけど、高校時代から仲良くしてくれてた章ちゃんもいて。
なかなか外に出る踏ん切りがつかなかったあたしに章ちゃんは毎日家に来て大丈夫やで？って言ってくれて。
ようやく、一年たってここに来れるようになった。
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作者名：らる*.
| 作成日時：2017年5月28日 0時
