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122.orange ページ22
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村「 ヤス、遅いな 」
渋「 あれから結構経ってるんやけど、、」
丸「 あ、僕探して来るわ 」
屋上とかにおるんちゃうかな、っていう僕の予想は見事に当たった。
どこ見てるんかわからん目をした章ちゃんが、手すりを掴んで遠くを眺めてた。
丸「 、、章ちゃん。」
安「 マル、、ごめんな？」
丸「 え？」
安「 分かってるねん…でも僕、、」
章ちゃんがずっとずっとAちゃんの隣にいてくれて、そのおかげでAちゃんも立ち直れてた。
それはみんな知ってること。
譲りたくないんやろう。
ここで引き下がったら、ほんまに掻っ攫われてまうかもしれんから。
安「 …どうしたらAが幸せになれるんかな？」
丸「 …そやね 」
安「 僕とおっても、、幸せにはなられへんのかな。」
丸「 そ、そんなことないよ！！」
安「 もう…わからへんくなってもうた(笑)」
それ以上僕は何も言えんかった。
章ちゃんにかける言葉が見つからへんくて。
そんなとき、信ちゃんから電話があった。
丸「 章ちゃんっ！Aちゃん、目が覚めたって…！」
安「 え、、ほんまに、、？」
丸「 うん、やからほら、行こう？」
安「 …っうん 」
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作者名：らる*.
| 作成日時：2017年5月28日 0時
