貴方と出会えて良かった。２

オオカミ少女(紫) ページ17

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『 サイッテー！！2度と顔も見たくないっ！！！』


そんな怒鳴り声と一緒に乾いた音が響く。

うーわ、修羅場？




えらいこっちゃな〜、、
誰やろ。




変な野次馬根性で階段の陰から声のした方をのぞくと、線の細そうな女の子が所在無げに立ってるだけやった。


え？女同士？
浮気した彼氏を、、みたいなん想像しててんけど。






あ「 、、」





そっと自分の頬を抑えたその女の子が、俺の視線を感じたのかチラリとこっちを向いた。



村「 っ、、！？」





驚いた。ウワサには聞いてたけど、まさかここまでとは。

ちっこい顔に伏し目がちなぱっちり二重。
毛先でワンカールされた黒髪。
膝上少しの制服のスカートから伸びる白い脚。




…めちゃめちゃ可愛いやん。

たしか、、一個下やったよな？
友達が騒いどった、、、絶対この子のことや。





『 でたよ、、またあのオオカミ少女(笑)』


『 懲りないね〜(笑)』


『 あの子に頼む方もどうかと思うけど 』


『 でもあの子だったら誘われたら絶対行くもんね(笑)』





上靴の線があの子と同じ黄色の1年ふたりがなにやら喋ってるのが聞こえたけど全く意味わからん。

そんなことより、俺はあの子をもっと知りたいってそう思ってた。








_______ オオカミ少女






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