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「 Aちゃーん!!Aちゃーん!?」
看護師さんが追いかけてきたみたい。
このままじゃすぐに見つかって病室に戻っちゃう…
せっかくの誕生日なのに、そんなの嫌だ…
あ「 、、あの人。」
今日は12月23日。
真冬だけあって大きなコートを持ってきている男の人が目に入った。
怖そうだけど、、
あ「 、、あの。」
?「 …ん?」
あ「 この中、しばらくかくまって… 」
?「 …はぁ?まぁ、ええけど 」
あ「 ありがとう、、」
こんなとき小さい体が役に立つ。
コートの中に縮こまって看護師さんが通り過ぎるのを待った。
?「 …自分、もしかしてAっちゅーこか?」
あ「 …言わないで、、」
?「 え?」
あ「 言わないで…お願い、、」
?「 …看護師さん、もう行ったで。」
少しだけ頭を出して確認すると、もうあの看護師さんは遠くに行っていた。
?「 ほんで?なんで探されてたん?」
あ「 …それは、、病室抜け出してきたから… 」
?「 はぁ!?入院してんの?自分名前は?」
あ「 原澤A。18歳。あなたは?」
?「 俺は村上信五。21。来年からここの隣の会社で働くねん。」
あ「 へぇ、、信五さん。」
村「 ん?」
あ「 ありがとう。かくまってくれて。」
これが、私と信五さんの出会いだった。
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作者名:らる*. | 作成日時:2017年6月15日 1時