10. ページ10
.
あ「 や、やっぱり章ちゃんあたし、、」
安「 大丈夫やって。僕が手ぇ繋いどくから、な？」
あ「 こわい、、」
何かあるたびに外に出るのが怖くなるあたし。
それをいつも連れ出してくれたのが信ちゃんと章ちゃん。
こうなるって分かってたから、昨日も来てくれたのかな。
ぎゅって章ちゃんの手を掴んだら、少し小さくて温かくてゴツゴツしてて優しくて、ちょっとだけ悠人の手に似てた。
あ「 …章ちゃんの手は魔法の手だね。」
安「 なんなんそれー(笑)」
あ「 あたしにいっぱい、勇気と元気をくれるから 」
安「 へぇ？なんや、嬉しいなぁ。」
頑張らなきゃ。
一歩前に出なきゃ。
章ちゃんとならいけるはず。
目を瞑って、章ちゃんに手を引かれるままに外に出ると、昨日ぶりの寒い風があたしの体を包んだ。
思わず身震いする。
安「 その服寒かった？」
あ「 ううん、大丈夫 」
ガチャガチャって章ちゃんが鍵を閉める音を聞いてゆっくり目を開いた。
うん、行ける。
安「 ほんなら行こっか？昨日車で来たから、運転するな 」
あ「 うん、、ありがとう 」
きっと大丈夫。
そう自分に言い聞かせて、車から窓の外の景色を眺めた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 816人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
らる*.(プロフ) - モモさん» ありがとうございます！楽しんでもらえる作品になるよう頑張ります♪ (2017年4月22日 9時) (
レス) id: b46fc1d595 (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - 素敵なお話です！みんな出てきて嬉しいです！これからも楽しみにしてます！ (2017年4月21日 22時) (レス) id: 8d01d734c4 (このIDを非表示/違反報告)
らる*.(プロフ) - わいさん» はじめまして。コメントありがとうございます♪今後とも楽しんでもらえるよう頑張ります！ (2017年4月20日 21時) (レス) id: b46fc1d595 (このIDを非表示/違反報告)
わい - はじめまして(*^^*)楽しく読ませてもらいました！続きが気になります！更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2017年4月20日 14時) (レス) id: 397f5c791b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：らる*.
| 作成日時：2017年4月19日 8時
