ハート・ハート・ハート ( 赤 ) (ページ47)

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47.you ページ47

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あ「や、、ぁ、、」

渋「っ、、」

あ「すっ…も、っあ」

渋「 A、、っ！」

すばるに好き放題触られて、あたしの手は使えないように片手をベッドに括られた。

それが、すばるがあたしの全てを拘束しようとしてるみたいに思えた。

渋「なんでお前が泣くねんっ… 」

あ「ふ、ぁっ、、んっ」

渋「泣きたいのはこっちやっちゅうねん、、！」

あたしは知らん間に涙を流してたみたい。
頬に流れるものをすばるに拭われて初めて気付いた。

なんであたしが泣いてるんやろうな。ほんまに。
こんなひどいことしたあたしが、なんで泣いてるんやろう…

渋「 A、好き、すきや、A、、」

ここですばるに好きって言えたらどんだけ心が楽になる？
あたしも大好きやでって言えたら…

あたしにはもうそれさえも許されへん。

好きやのに、こんなに好きやのに、、

なんで離れなあかんの？すばるの仕事のせい？
…ううん、これがきっとあたしたちの物語の結末。

あたしたちは初めから結ばれへん運命やったんや。

そう思い込むことで、自分の気持ちを封じ込めようとした。

すばる、愛してる…
ごめんなさい、、

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