ハート・ハート・ハート ( 赤 ) (ページ22)

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22.subaru ページ22

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チーフ「渋谷。ちょっと来なさい」

渋「 …うい」

…やっぱりか。別れろとか言われるんかな。

Aに話をした次の日に、俺は仕事の合間にチーフに呼ばれて別室に連れていかれた。

チーフ「この週刊誌のこと、説明してもらえる？」

渋「 …彼女です。」

チーフ「本気で言ってるの？」

渋「本気やないとこんなこと言いません」

チーフ「はぁ、、貴方はアイドルなのよ？」

渋「分かってます。でも、こいつだけは手放せません。」

やっと見つけて、やっと捕まえたこいつをなんで離さなあかんねん。

アイドルとか一般人とか関係ないやろ？

好きやねんもん、しゃあないやん。
そりゃ撮られたのは悪いと思う。でも俺やって幸せになりたいねん、、

チーフ「別れなさい」

渋「嫌です」

チーフ「別れなさい。渋谷。」

渋「無理です。」

チーフ「渋谷！！」

渋「どうしても別れろって言うんなら、俺やめますわ。こんな仕事」

チーフ「は、、？」

渋「俺にとってあいつが何より大事なんで。」

チーフ「渋谷…あなた、」

渋「もういいっすか？失礼します」

よし、俺よう言うた。

この気持ちに嘘はない。Aにおらんくなられると俺があかんねん。
やっと一緒になれてん。

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