story8 ページ8
「いいじゃんか。たまにはよ」
勇也はすごく得意気だ。
「まぁね。いっっっつも生意気だし」
「おい。一言余計だぞ」
「すいませ〜ん」
「いや、あのな。本当は...」
勇也が何かを言ったけど突然の騒音でかきけされた。
「きゃ〜!先輩。今日もお美しいですぅ〜」
水野まほ
隣のクラス。
嵐山成行先輩が異常に好き。
「う、うん。ありがとう」
「ありがたきお言葉。本当に。ありがとうございます。では、先輩の迷惑になってはいけないので退散いたします」
そして先輩から逃げるようにしてその場をはなれるまほ。
「びっくりした〜。でもさ、まほってもう学校の名物だよね」
私は、込み上げてくる笑いを堪えるため口にてを当てた。
「そうだな〜。あいつ、マジですげぇわ」
勇也は爆笑するどころか少し落ち込んでいる。
あ、そっか。私、勇也の話最後聞いてなかった
「あ、ごめん。勇也、さっきなんて言ったの?」
「な、何でもねぇよ。また今度話す」
「ふ〜ん。そっか」
なんだかこれ以上聞くのはやめたほうがいいような気がした。
勇也が言ってくるまで待とうかな。
「お、お前さ。あの先輩のこと好きなのか?」
勇也は俯きながらぼそぼそとつぶやいた。
「うん。まぁ」
勇也は一気に顔を上げた。
「な、何?」
「好きなのか?」
「うん。よく、分かんないんだけどね」
私は、なんだか少し恥ずかしくなって前髪をいじる。
「帰る」
勇也は突然、鞄を持ってこの教室を出た。
「ちょっと、勇也!」
もう、何?
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カフェらて(プロフ) - ひろのさん» 佐野さんなんですね〜。かっこいいですよね! (2016年6月28日 13時) (レス) id: a347460ff8 (このIDを非表示/違反報告)
カフェらて(プロフ) - ひろのさん» ほ、本当ですか!ありがとうございます!!めっちゃありがとうございます!!嬉しいです泣 (2016年6月28日 13時) (レス) id: a347460ff8 (このIDを非表示/違反報告)
ひろの(プロフ) - すっごいやばいですね!ちなみに私は佐野玲於さんです。笑泣きかけた...やばかったです! (2016年6月27日 19時) (レス) id: 8614b68ce5 (このIDを非表示/違反報告)
にしまろ。(プロフ) - もうね、やばいねこうなればよかったのにね笑がんばルンバ!! (2016年6月12日 21時) (レス) id: 7d5f0df8f5 (このIDを非表示/違反報告)
カフェらて(プロフ) - にしまろ。さん» ありがとうございます!頑張れます (2016年6月12日 18時) (レス) id: a347460ff8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カフェらて | 作成日時:2016年3月9日 14時