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story20 ページ20

私が一体何をしたと言うのか。
想像もつかない。



「あんたさ、あの先輩ともう会わないで」



「な、なんで」



「ていうか、見たでしょ。女と歩く先輩」



苦しい。
胸ぐらを掴んでいる手に力がこもる。



「それは。そうだけど。あ、あれはきっと何かあったんだよ」



「は?何言ってんの?彼女でもないくせに」



そう言って私を投げ飛ばした。

痛い。苦しい。痛い。

もう無理だよ。

助けて、誰か



「もう、本当うざい」


取り巻きの誰かがそう言った。
梨華が私を蹴ろうとした。そのとき



「ったく、迷惑なんだけど。お前がいると」



息を切らしながら私に向かってそう言い放った。

それは先輩だった。



「え?」



「だから、早くこっから出ていけ。もう、2度と来んな」



「何言って」



「だから、来んなって言ってんの。さっさと行け」



後ろで梨華が鼻で笑った。

そっか。
そういうことだったんだ。

助けてくれたんだよね。
私のために

きっと。



「助けてくれたんだよね....」



私は、とぼとぼ歩きながらそうつぶやいた。
そう信じたい。

カッと目頭があつくなる。



「泣かないよ。泣かない」



泣いてしまえば事実を認めたことになってしまうから

周りの木々も私をバカにするようにザワザワと音をたてた。



この日は、卒業式二日前だった。

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カフェらて(プロフ) - ひろのさん» 佐野さんなんですね〜。かっこいいですよね! (2016年6月28日 13時) (レス) id: a347460ff8 (このIDを非表示/違反報告)
カフェらて(プロフ) - ひろのさん» ほ、本当ですか!ありがとうございます!!めっちゃありがとうございます!!嬉しいです泣 (2016年6月28日 13時) (レス) id: a347460ff8 (このIDを非表示/違反報告)
ひろの(プロフ) - すっごいやばいですね!ちなみに私は佐野玲於さんです。笑泣きかけた...やばかったです! (2016年6月27日 19時) (レス) id: 8614b68ce5 (このIDを非表示/違反報告)
にしまろ。(プロフ) - もうね、やばいねこうなればよかったのにね笑がんばルンバ!! (2016年6月12日 21時) (レス) id: 7d5f0df8f5 (このIDを非表示/違反報告)
カフェらて(プロフ) - にしまろ。さん» ありがとうございます!頑張れます (2016年6月12日 18時) (レス) id: a347460ff8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カフェらて | 作成日時:2016年3月9日 14時

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