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story13 ページ13

先輩、何のつもりなんだろう。本当に。
でも...

かっこいいんだよな〜。
全てが。


なんてことを思いながら歩く今日の帰り道
真ん丸でオレンジ色に輝いた夕陽。

あ〜、眩しい。綺麗だけど眩しい。

だけど、周りを忙しそうに歩く人達はそんな夕陽にも気づこうとしない。

やっぱりこの時間っていろんな人がいるな

わ...イケメン。
夕陽をバックに美女と並んで歩いてくるイケメン。

画になるよね。

しかも先輩に似てる....


似てる..

似てる..

似てる..

本物だ。
一歩ずつその人物に近づくごとに似てる度が高まって、ついには本物か。


私は、ガン見した。
先輩はその美女と話し込んでいる。

私は、他人のふりをして通りすぎた。
後ろから先輩の声が聞こえる。
必死で私の名前を呼んでいる。



「遅いですよ...」



私は、先輩が私に気づくのがもう少し早ければ止めていたかもしれない足を前へ進めた。

どんどん進めた。
下を向いて。
もう、自分がどの方向に進んでいるかも分からない。



「すみませんっ......」



私は、ある地点で人にぶつかってしまった。
そこでやっと顔をあげることができた。



「おい!どうしたんだよ。その顔」



何で、勇也が。
どうして、勇也なの?



「その顔って?」



そう聞いた途端、視界が真っ暗になった。



「ったく」



頭上から勇也の声が聞こえる。



「へ?勇也?」



やっと、状況が把握できた。
私は、今勇也の胸のなかにいる。

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カフェらて(プロフ) - ひろのさん» 佐野さんなんですね〜。かっこいいですよね! (2016年6月28日 13時) (レス) id: a347460ff8 (このIDを非表示/違反報告)
カフェらて(プロフ) - ひろのさん» ほ、本当ですか!ありがとうございます!!めっちゃありがとうございます!!嬉しいです泣 (2016年6月28日 13時) (レス) id: a347460ff8 (このIDを非表示/違反報告)
ひろの(プロフ) - すっごいやばいですね!ちなみに私は佐野玲於さんです。笑泣きかけた...やばかったです! (2016年6月27日 19時) (レス) id: 8614b68ce5 (このIDを非表示/違反報告)
にしまろ。(プロフ) - もうね、やばいねこうなればよかったのにね笑がんばルンバ!! (2016年6月12日 21時) (レス) id: 7d5f0df8f5 (このIDを非表示/違反報告)
カフェらて(プロフ) - にしまろ。さん» ありがとうございます!頑張れます (2016年6月12日 18時) (レス) id: a347460ff8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カフェらて | 作成日時:2016年3月9日 14時

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