5話 ページ7
A「……？」
監督が去った後
直ぐに他の誰かに話しかけられる
A「あ、えっと……
吉沢……亮…さん？」
亮「あ、はい
今回は一緒に主役を演じるってことで
ちゃんと挨拶しておきたくって
改めまして
吉沢亮です」
A「こちらこそ！
よろしくお願いします
花澤Aです
演技が初めてなもので
ちゃんと演じれるか
分かりませんが
絶対にいい作品にしてみせます！」
亮「…(笑)
お互い頑張りましょう」
と右手を差し出す吉沢さん
A「は、はい！」
とその手を両手で握り返す
絶対にこの人の足だけは引っ張りたくない
一緒の主演なわけだし
亮「あまりそんな
固くなり過ぎないでください(笑)
もっと気楽に楽しくやりましょ？」
A「あ…はい…そうですよね」
亮「確かに
初めての映画の仕事で
しかも主演て
プレッシャーすごいっすよね
うん…
大変だと思う(笑)」
A「……」
亮「何か分からないこととかあったら
俺に言ってくださいね？
同じ主役なんだし
お互い様だと思います」
A「……ありがとうございます
心強いです」
亮「そう言って貰えて
嬉しいです
それじゃ、2ヶ月後
また会いましょう」
と吉沢さんはそのまま
スタジオを後にして行った
なんて…思いやりのある人なんだろ…
有難いな
ああやって気にかけてくれる人が
いると……
1人だけで頑張るんじゃない
この作品に携わる人たちみんなで
頑張るんだ！
A「あ、あと山崎さんにも
挨拶しとかないと！」
急いで
まだ椅子に座っている
山崎さんの所に行く
A「えっと…初めまして
花澤Aです
不束なものですが
よろしくお願いします」
「あ…」と山崎さんは立ち上がる
賢人「山崎賢人です
こちらこそ…よろしくお願いします」
と右手を差し出すため
私も右手で握り握手を交わす
山崎さんの役もかなり難しい役
恙神涯はほぼ主役級な存在感のある
キャラクターである
山崎さんと吉沢さんが剣を
触り合うシーンはかなりの
見どころになると思う
賢人「お互い難しい役同士ですが…
頑張りましょう」
A「はい！」
賢人「あまり抱え込み過ぎないで
楽しくやりましょう」
A「え…」
賢人「さっきの花澤さんの挨拶の時もだいぶ緊張してるようだったから…でも、さっきよりは表情が緩んでるから大丈夫ですね」
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作者名：拉麺 | 作成日時：2018年9月11日 5時
