【フィッシャーズ】救世主は貴方達でした

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気づけば公園についていた。




『ここ、落ち着くな…』




1人になるのは慣れている。でも、頭をよぎるのは今までの罵声や陰口、親の毒舌。




“お前のせいで私の大切な人を失ったんだからな！”
“お前はこのクラスの恥さらしだ”
“あいつ、なんであんなボロクソになった制服来てんだろーな笑”




『あー早く撮影終わんないかな…』




それは突発的で、危険で、魅力的だった。




『赤信号で渡ったら死ねるかな…楽になれるかな…』




気がつけば赤信号に変わるのを待っていた




皆さん、昨日は助けてくれてありがとうございました。




信号が赤になり、渡ろうとしたら腕を引っ張られた。




「何してるの？」




モトキさんの声だった。




『渡ろうとしてるだけです』




「あれ？2日連チャンでやるバカはいないって言ったのは誰だっけ？」




『私です』




「じゃあなんでじさつしようとしたの？」




『したくなったからです』




「とりあえず戻ろうか。ね？」




『はい』




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ガチャ




「ただいまー」




「おう、おかえり」

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