高嶺の･･･番外編【ONEPIECE】 (ページ1)

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１．不死鳥との出会いページ1

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これは、とある平和な日。太陽も明るく世を照らし、心地よい波が航海を後押ししているある日のエースの一言から始まった。

その日エースはどこか不満そうな…不思議そうな顔をしながらある2人を見つめている
それに気付いたサッチが話しかけると、少し拗ねたような声でエースは言った。

ｴｰｽ「なんで、姉さんとマルコはあんなに仲が良いんだ？」

ｻｯﾁ「そりゃ、おれ達は家族だからな」

ｴｰｽ「そうだけどよ……！
それにしたってあの距離感は異常だろ！？」

ビシッと効果音が着きそうなほど指さしたその先には、仲良く甲板に座りながら前回停泊した島で買ってきた医学本を読みながら仲良く談笑しているマルコとAがいる

肩と肩が触れ合うくらいの位置におり、マルコの手の中にある本をAが肩口から覗いているその体勢は傍から見たらただの恋人同士のように見える

ｻｯﾁ「あー、まぁ……
あの2人は昔からあんな感じだからなぁ」

ｴｰｽ「…………」

ｻｯﾁ「ははーん、さてはエース……
姉さんをマルコに取られて嫌なんだろ」

ｴｰｽ「なっ………！////
馬鹿なこと言ってんじゃねェ！！」

顔を赤くしながら怒鳴っても説得力というものに欠けている。ニヤニヤしているサッチの顔を1発ぶん殴ったあと、プンスカしながらその場に座り込んだ。
ちなみに、サッチが飛ばされた方向は仲良く話しているマルコとAの間で、飛ばされたサッチと飛ばしたエースは同時にマルコの説教を食らうことになった。

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ﾏﾙｺ「…………で？
なんの話ししてたんだよぃ？」

ｻｯﾁ「ん？エースがマルコと姉さんの仲睦まじいのを見てて嫉妬してたんだよ」

ｴｰｽ「サッチ！！」

サッチの大胆発言を聞いて、たまたま甲板に居合わせていた他のクルー達も口々にエースを小馬鹿にし始める
当の本人は、ほとんど図星を言い当てられ威嚇しながら怒鳴り散らしている

ｻｯﾁ「まぁ、実際のところ……
2人の出会いってどうなんだったんだ？」

ﾏﾙｺ「出会い？」

ｻｯﾁ「そうそう！
相当なもんじゃねェとそこまで距離感は近くならないだろ？」

「たとえ家族だとしても」と付け加え興味津々に身を乗り出しながら聞いてくるサッチにAとマルコは顔を見合わせた
エース達も気になるのか、遠巻きにいるクルーですらこちらの方に耳を傾けている

『話しても大丈夫？』

ﾏﾙｺ「おれは構わねェよぃ」

『そうね……
私とマルコの出会いは………』