高嶺の・・・Ⅱ【ONEPIECE】 (ページ10)

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46話ページ10

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Aを筆頭に今のエースの言葉を聞いていたジンベイ、ほかの牢屋に入っている囚人達からも「え？」という言葉が響いた。
エースはというと、やってしまった…。という表情をしながら顔を真っ赤にさせている。ついでに言うと、耳まで真っ赤だ。

『えっと………』

ｴｰｽ「いや、あの、その……
す、すまねェ……///」

『いや、大丈夫……』

ｴｰｽ「今言うことじゃねェってのはわかってんだ
だけど、今言わないと2度と言えねェ気がしたからさ……」

Aは近くに転がっていた(何故転がっているのか物凄い謎だが……)石を綺麗にエースの額に当たるように蹴った。
まるで、〝2度と〟なんて縁起の悪い言葉を言うな。って言っているようだ

『その返事はここから出た時にするわ』

ｴｰｽ「………」

『父様たちを信じましょ』

ｴｰｽ「…………あぁ」

そこからは他愛もない話をしたり、Aを見た他の牢屋の囚人達が声を掛けてはエースに威嚇されたりと……、監獄内にしてはなんとも賑やかな日々を送った。

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すると、ある日1人の女がエースに会いたいと言う要望でやって来た。
牢屋の前に立ったその女は王下七武海の1人ーー〝海賊女帝〟ボア・ハンコック

なぜ彼女がエースに会いたかったのかは分からないが、ハンコックを見て騒ぎ立てる囚人達をマゼランが沈めているその隙に彼女の口から信じられない事実が告げられた。

ｴｰｽ「………なっ！」

『…………！？』

ドクドクの実の能力で囚人達を大人しくさせたマゼランはハンコックに向き直ったが、「もう用は済んだ」と言い、スタスタと一人で戻って行った

ｼﾞﾝﾍﾞｲ「エースさん、今なんと？」

ｴｰｽ「弟が………
ルフィがここに来てる……」

ｼﾞﾝﾍﾞｲ「なんじゃと？！」

このインペルダウンに侵入出来るなんて自体がまず有り得ないことだ。だが、さっきのハンコックの言い方からして、協力者としてルフィを侵入成功まで導いたのは恐らくハンコック自身。

なぜ、七武海のハンコックとルーキーのルフィが知り合ったのかは謎だが、エースを助けるが為にわざわざ監獄に潜入するとは……

『本当に破天荒な子ね』

ｴｰｽ「笑い事じゃねェよ、姉さん」

ｼﾞﾝﾍﾞｲ「そうじゃぞ、Aさん」

1人だけ場違いにクスクスと笑っているAに対してエースとジンベイは事の事態に頭が痛くなった。

ルフィがエースの所に到着する前に刻一刻と公開処刑の時間が迫って来ようとしている。