高嶺の・・・Ⅱ【ONEPIECE】 (ページ18)

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54話ページ18

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ﾙﾌｨ「お前海賊王になりてェんだろ！
海賊王になるのは……おれだ！」

四皇の1人にして世界最強の男に対して堂々と言ってのけたルーキーに白ひげはニヤリと笑みを浮かべた

白ひげ「クソ生意気な……
足引っぱりやがったら承知しねェぞハナッタレ！」

ﾙﾌｨ「おれはおれのやりてェ様にやる！
エースはおれが助ける！！」

白ひげに張り合ってるルフィに一緒にこの場に乱入してきたイワンコフ達は度肝を抜かれた。

そして、処刑台の上で十字架に括り付けられているAの背後に何やら影が迫って来ているーー

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海軍に何度邪魔され蹴りつけ殴られようともルフィは足を止めることなく処刑台に向かって走り続ける
自分のせいで傷付いていく弟(ﾙﾌｨ)を前にしてエースは叫んだ。

ｴｰｽ「来るな！ルフィー！」

ﾙﾌｨ「え……」

ｴｰｽ「わかってるハズだぞ！おれもお前も海賊なんだ！思うままに海へ進んだハズだ！
おれにはおれの冒険がある！おれにはおれの仲間がいる！
お前に立ち入られる筋合いはねェ！！」

「お前みてェな弱虫が！おれを助けに来るなんてそれをおれが許すとでも思ってんのか！？
こんな屈辱はねェ！！」

「帰れよルフィ！！」

自分の侵してしまった失態で愛してやまない弟をこれ以上道連れにしたくないエースの気持ちはヒシヒシと伝わってくる

ﾙﾌｨ「おれは………弟だ！！
家族のルールなんておれは知らねェ！！」

ｴｰｽ「わからず屋が……」

ルフィの弟発言で広場は一気に騒がしくなった。
ロジャーに息子がもう1人居るのか、けどエースが産まれて両親は死んでいるから有り得ないと、色々な意見が飛び交う中センゴクの声が電伝虫に響く

ｾﾝｺﾞｸ「その男もまた未来の〝有害因子〟
幼い頃エースと共に育った義兄弟であり
その血筋は、革命家ドラゴンの実の息子だ！！」

ｶﾞｰﾌﾟ「構わん…もう隠す必要も無いわ…
ルフィはすでにそんなレッテル物ともせん程の無法者……！！」

その情報はシャボンディ諸島で映像を見ていた各国の記者から一斉に全国へ拡散されていく

ﾙﾌｨ「好きなだけ何とでも言えェ！！
おれは死んでも助けるぞォォ！！」

ｴｰｽ「………！！」

白ひげ「マルコ、アレを死なすんじゃねェぞ」

ﾏﾙｺ「了解」

顔を伏せていたエースは目を開き前を見据える

ｴｰｽ「もうどんな未来も受け入れる
差し伸べられた手は掴む、おれを裁く白刃も受け入れる
もうジタバタしねェみんなに悪い」