高嶺の・・・Ⅱ【ONEPIECE】 (ページ16)

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52話ページ16

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マリンフォードを囲むように2つの巨大な津波が押し寄せて来る。
しかし…………

青雉「氷河時代(アイスエイジ)！！」

処刑台の下で陣取っていた大将青雉の能力によって一瞬で津波は氷漬けにされてしまった
それに続いて青雉は〝両棘矛(パルチザン)〟を繰り出し白ひげを狙うがグラグラの実の能力で簡単に粉砕される

湾内に砕け散った状態で落ちた青雉はすぐ再生をすると、海全体を凍らせた
これで船の動きは完全に封じられた事になる

海軍が本船に向かって一斉射撃を仕向けた瞬間、隊長たちをはじめ、全員が船から飛び降り氷で出来た足場を利用して広場に降り立った。

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ｴｰｽ「オーズ！！」

『………！！』

目の前まで迫ってきていたオーズが王下七武海、ドフラミンゴ、ゲッコー・モリアの2名によって討たれた。
伸ばした手は処刑台に届くこと無く、大きな巨体はそのまま地面に倒れる

ﾄﾞﾌﾗﾐﾝｺﾞ「海賊が悪！？海軍が正義！？
そんなものはいくらでも塗り替えられて来た…！」
「〝平和〟を知らねェ子供共と〝戦争〟を知らねェ子供共との価値観は違う！」
「頂点に立つ者が善悪を塗り替える！！
今、この場所こそ中立だ！！」
「正義は勝つって！？
そりゃあそうだろ、勝者だけが正義だ！！」

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『くそっ……！！』

ｴｰｽ「みんな………」

海軍が何やら電伝虫を使い報告を行い始めた。

白ひげ「何か企みやがったな……
智将〝仏のセンゴク〟……！！」

処刑台の階段から誰かが登ってくる足音に首だけ動かし見ると、ガープが現れた。
特に何も言おうとせず、小言を言うセンゴクに対して怒ると黙ってエースの隣に座り込んだ。

思い返し、頭に浮かんでくるのは幼き日のエース。
ルフィと共に歩み、そこで初めての信頼と愛を受け取ったエース。
確かに、昔の悪友からの頼まれ事だとしてもやはり小さい頃から面倒を見てきたからには、愛情は生まれる。

ｶﾞｰﾌﾟ「悪党に同情はねェが…家族は違う…！
エース貴様…なぜわしの言う通りに生きなんだ！」

ｴｰｽ「ジジイ……」

心の底からこの状況をただ黙って受け入れ愛する孫を目の前で殺されるかもしれないという状況に涙を流しながら訴えるその姿にエースも幼き日にガープから口酸っぱく言われていた言葉が蘇る

ｾﾝｺﾞｸ「今更妙な気を起こせばお前とで容赦せんぞガープ」

ｶﾞｰﾌﾟ「やるならとうにやっとるわ！！」

すると、空から叫び声が聞こえる