高嶺の・・・Ⅱ【ONEPIECE】 (ページ15)

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51話ページ15

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ﾏﾙｺ「ん？オヤジ！あれ！」

白ひげ「おいおい………
どう言うこったセンゴク……！！」

白ひげと隊長達が見つめるその先には処刑台の上で鎖に繋がれているエースの隣に十字架の板に縛り付けられているAが居た
傘下の海賊達もなぜAが捕まっているのか状況が飲み込めず慌てているが、船長、そして隊長達、白ひげは物凄い覇気を海軍に放っている

『父様！みんな！』

白ひげ「マルコ、Aが捕まっていた情報は入って来てたか？」

ﾏﾙｺ「いや、そんな情報は無かったよぃ
海軍の奴ら完璧にその情報だけ隠蔽してやがった…！」

白ひげ「なるほどなァ………」

手に持っていた武器を船首に刺すと、両腕に力を込め、〝大気を叩いた〟
すると、何も無い大気はミシミシと音を立て亀裂が入っていく。

グラグラとその言葉の通り地面が揺れ動いていると、遠くの海から巨大な津波が押し寄せて来ている
その水面の高さからしてこのまま衝突したら間違いなくマリンフォードは海の中に沈む

ｴｰｽ「おれはみんなの忠告を無視して飛び出したのになんで見捨ててくれなかったんだよォ！
おれの身勝手でこうなっちまったのに……！！」

白ひげ「いや……
おれは行けと言ったハズだぜ息子よ」

ｴｰｽ「………ウソつけ！
バカ言ってんじゃねェよ！あんたがあの時止めたのにおれは……」

白ひげは後ろで話を聞いているマルコに、エースに行けと言った事を確認する

ﾏﾙｺ「おれも聞いてたよぃ！
とんだ苦労かけちまったなァエース！
……この海じゃ誰でも知ってるハズだ」

「おれ達の仲間に手を出せば一体どうなるかって事くらいなァ！！」
「お前を傷つけた奴ァ誰一人生かしちゃおかねェぞエース！！」
「待ってろ！今助けるぞォ！！」

家族の心からの自分を思っての叫びを聞いてエースは唇を噛んだ。こんな馬鹿な自分を命を犠牲にしてまで助けようとしてくれているのだ、それこそ海軍と全面戦争をしたとしても必ず救い出すと……。

大きな音を立て大気が揺れ始めた。

ｶﾞｰﾌﾟ「そら来たぞい
あいつが仕掛けた〝海震〟が……〝津波〟に変わってやって来る……！！」

ｾﾝｺﾞｸ「勢力で上回ろうが勝ちとタカをくくるなよ！最期を迎えるのは我々かも知れんのだ……
あの男は………」

「世界を滅ぼす力を持っているんだ!!」

攻め入るはーー
白ひげ率いる新世界47隻の海賊艦隊

迎え撃つはーー
政府の二大勢力

誰が勝ち誰が負けても時代が変わる！！