高嶺の・・・Ⅱ【ONEPIECE】 (ページ14)

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50話ページ14

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『エースにはエースの意思がある！
海賊王の血だから何だ！生まれてきた子になんの罪がある！』

ｾﾝｺﾞｸ「黙れ！！」

ｴｰｽ「辞めてくれ姉さん……！」

エースから発せられた「姉さん」という単語に、新たな動揺が世界中を埋め尽くした

「火拳のエースの姉？」
「海賊王の娘もいたのか？！」

ｾﾝｺﾞｸ「貴様……！ふざけるな！」

『うっ………！』

飛びかかってきたセンゴクはAの頭を処刑台に抑えつけると、その場にしか聞こえない声量で警告をしたにも関わらず、Aは抑えつけているセンゴクを睨むのを辞めない。

「センゴク元帥！！」

ｾﾝｺﾞｸ「何事だ」

「正義の門が……誰の指示もなく開いています！」

ｾﾝｺﾞｸ「何だと？！」

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立ち込める霧の向こう側から、薄らと海賊船の影が何隻も浮かび上がる
警告音が響き渡り、一気にその場に緊張感が走っていく。そして、突如現れた白ひげ海賊団の傘下の海賊達に海軍は冷静さを失う

「海賊船の大艦隊だァ！！」
「白ひげはどこだ！？確認を！？」

「〝遊騎士ドーマ〟
〝雷卿マクガイ〟
〝ディカルバン兄弟〟
〝大渦蜘蛛スクアード〟………！！」

いずれも新世界に名の轟く船長率いる総勢43隻の海賊船。
しかし、その場には白ひげと隊長達の姿は見当たらない……。

ｴｰｽ「……お前らまで」

『みんな……』

喚く広場のどこからか、気泡の音が聞こえてくる
どこから聞こえているのかわからない音に皆が当たりをいっせいに見渡す

ｾﾝｺﾞｸ「………まさか！」

ｶﾞｰﾌﾟ「こりゃあ、とんでもねェ場所に現れやしねェか……！？」

湾内海底からボコボコと気泡が浮き上がってくる
海底から黒い影がどんどん水面に上がって来、それは大きな水しぶきを立てて水面に浮上した

ｾﾝｺﾞｸ「そうだったのかあいつら全船……
コーティング船で海底を進んだたのか……！！」

「モビーディック号が来たァー！！」
「次いで3隻の白ひげ海賊団の船！
湾内に侵入されました！14人の隊長もいます！」

船内からゆっくりと靴音が響く、武器が微かに揺れ鳴る金属音

白ひげ「グラララ……
何十年ぶりだ？センゴク」

ｾﾝｺﾞｸ「………白ひげ！！」

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白ひげ「おれの愛する息子は無事なんだろうな…！！」

ｴｰｽ「オヤジィ！！！」

世界最強の男率いる白ひげ海賊団、傘下の海賊団も全て合わせ、全員、決戦の地へと集結するーー