高嶺の・・・Ⅱ【ONEPIECE】 (ページ2)

今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:42,823 hit

38話ページ2

・

ルフィとAが握手を交わしている時、27番GR港に1隻の軍艦が到着した。
その軍艦から降りてきたのは黄色のスーツを身にまとい独特の口調をした長身の男。ピカピカの実の能力者にして海軍最高戦力三大将の1人、大将黄猿ことーーボルサリーノ。

近くに居た名をそこまで上がっていない海賊の1人が脳天を銃で撃ち抜くも平然とした様子で何事も無かったかのように立ったままだ。

「ある男を探しているんだけど」とその海賊に問い掛けると、一目散に逃げ出した。が、そんな簡単に海賊を逃がすなんて事は無い。能力をこれでも最小限に抑えた方だとは思うが…使い、近くのマングローブを破壊した。

また別の街中では海兵が次々に子供やお年寄りに変えられたり謎の能力を使って圧倒的な兵力差を見せつけているルーキー達もいる。

そして、誰がその姿を目撃したのかはわからないが王下七武海の1人もこのシャボンディ諸島に上陸していた………。

・

・

12番GR、シャッキーのBARを出たルフィ達の元にも海軍の制裁が下ろうとしていた。
ルフィ達の前に現れたこの男は、王下七武海の1人バーソロミュー・クマ。

言葉を出さず手に填めていた手袋を外し、1番手前にいるルフィに手をかざし攻撃をしようとするクマ。

ｻﾝｼﾞ「気を付けろルフィ！衝撃波だ！」

ﾙﾌｨ「！？」

サンジの声と同時にクマは手から衝撃波ではなく、ビームのようなものを繰り出した。
それを全員咄嗟に交わすが、クマを知っているルフィ以外の仲間たちはその攻撃に不信感を抱いた。

その中で誰よりも不信感を抱いたのはゾロだ。
彼は、先だってのスリラーパークでクマと1人で対峙しており、明らかに今目の前にいるクマと前出会ったクマが別の人物だと悟った。

ﾅﾐ「あんな事も出来たの？！」

ﾙﾌｨ「相手が本気ならこっちだって最初から全力だ！！」

ギア2を発動したルフィを筆頭に、ほかの仲間たちもそれぞれ応戦体制に入る。

その様子を少し遠い街中の瓦礫の上に座りながらでんでん虫に話しかけて見ている男が1人。

？「早くしちまわねェと
アイツらがルーキー共を……始末しちまうぜ？」

・

・

その頃Aは、海軍に自分の存在がバレる前にこの島を出ようとマングローブ林の中を駆け回っていた。

『急がないと……』

焦る気持ちをなんとか落ち着かせて、走るスピードを上げていると、ここからそう離れていない所でローとキッドがクマと戦っていた。