【男主】護るべきものの為にPart2【ONEPIECE】 (ページ8)

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31話ページ8

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エースと共にティーチ探しの旅に出て結構の日にちが経過した
島に着くたびにエースは飯屋か宿屋に寄っては弟であるモンキー・D・ルフィに伝言を残していった

そして、俺たちが現在いるのは砂漠の国ーー〝アラバスタ王国港町ナノハナ〟

エース「腹減ったー、取り敢えず飯だ！」

『それはいいが、チラホラと海軍の姿が見えるな
おい、お前背中のマーク………って、おい』

海軍が見えるから背中のマークを隠しておけ。と注意しようとしたが既にエースの姿は俺の隣から消えていた

まぁ、共に旅をしてきてエースが自分勝手に行動しそれに振り回されるのには慣れたが………
ここは、有名なバロックワークス(通称BW)のカジノもある町だ。海軍もうようよしている中単独で行動されて問題を起こされたら堪らない

『あの馬鹿が
……たっく、取り敢えず飯屋を探すか』

フードを深く被り直し、確実に顔が見えないようにしてから俺はエースを探し始めた
飯食うかと言っていたから飯屋に行くことは間違いないが、港町だけあって飯屋の数がバカ多い。その中から1つを探し当て、さらに1人の人物を探し当てるのは至難の業だ

しかも、更に海軍がいるとなると下手に動くことも出来ないしな……

『どうしたもんかね』

重い足を動かしながら1つ1つ飯屋を潰していき半分くらい回った時、俺は確実にここにいるって判断の出来る飯屋を見つけた

店の前には人集りが出来ており、何やらザワザワと騒がしい。頼むから面倒事を引き起こしていないでくれ……と願うが、多分それは叶わないんだろうな。と肩を落とす

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飯屋の中に入るとなんとも頭を抑えたくなる光景が広がっていた
飯を食いながらどーせいつもの癖で寝てたのであろうエースがそれを心配した住民たちが海軍にでも助けを呼んだんだろうな

『こうも見事に海軍と接触する海賊はお前ぐらいだ』

椅子に座ったまま挑発的な笑みを浮かべているエースの目の前には、海軍本部大佐〝白猟のスモーカー〟が立っていた

面倒事になる事間違いなし、と判断した俺は極力巻き込まれないように店の入口の近くの壁にもたれ掛かり事の次第を観察する事にした