【男主】護るべきものの為にPart2【ONEPIECE】 (ページ39)

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56話ページ39

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ｷｯﾄﾞ「〝新世界〟で会おうぜ」

ﾛｰ「…………」

ﾙﾌｨ「にししししっ！……おう！」

成程、こいつらは確かに大物になるかもしれないな

昔、ある人間が言っていた事を思い出し、微かに口角が上がった

ﾚｲﾘｰ「すまないが、お前も着いてきてくれ
この子達に話したい事もある」

『………あぁ』

動かずに俺を見ているローに軽く手を振ると、麦わら達と共に一旦シャッキーのしている店に逃げ込んだ

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ﾙﾌｨ「えーー！？海賊王の船にィー！？」

ﾚｲﾘｰ「ああ、副船長をやっていた」

ﾙﾌｨ「副船長ー！？」

ウソップは飲んでいたジュースを口から出し、他の奴等も驚きで叫びまくっている
ナミなんかは涙を流し、フランキーも驚きのあまり言葉が出ていない

ｻﾝｼﾞ「確かに、誰もが1度は聞く名だ」

ﾙﾌｨ「じゃあ、Aもか？」

皆の視線が、1人離れて座る俺の方に集まる
居心地が悪くなり話を聞いてないかのように懐から愛用の煙草を取り出し火を付ける

「どうなんだ？」と言ってるような視線を受けながらも悠長に煙草を吸う

ﾚｲﾘｰ「そいつも私たちの船に乗っていた
君のよく知っているシャンクスもそうだ」

ﾙﾌｨ「えー！？シャンクスが海賊王の船に？！」

ﾚｲﾘｰ「何だ、聞いてなかったのか？
10年程前か、あいつがこの島にやって来てな
トレードマークの麦わら帽子と左腕を無くしていた」

口に突っ込んだ食べ物が零れないように(既に机の上に散ってるが)手で塞ぎ、一気に飲み込みレイリーの話を真剣に聞いている麦わら

ﾚｲﾘｰ「訳を聞くと楽しそうに君の事を話していた」

ﾙﾌｨ「そっかー……にしし、シャンクス」

借りている麦わら帽子を大事そうに頭に押さえ付け、昔を噛み締めるかのように笑っているルフィ

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それと同時刻ーー

シャボンディ諸島の上空から大量のニュースクーが、これまた大量の新聞を運んで来ていた。

「これは一大事だ」

「海軍は一体何を考えているんだ…！」

ﾄﾞﾚｰｸ「なるほど、通りでこの島の警備が手薄な訳だ」

新聞の一面を飾るその記事には……………

白ひげ海賊団 2番隊隊長

ポートガス・D・エースの公開処刑決定

この文字が、でかでかと表紙に書かれていた。

それを見た黒邪は一目散にAの居るぼったくりBARに向かって飛んで行った。