【男主】護るべきものの為にPart2【ONEPIECE】 (ページ24)

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45話ページ24

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白ひげの船に向かっている最中のおれの今の心中は最悪だ。
黒邪の分身が偵察に行っている間、報告はずっとされていたがまさか、あの2人が衝突するとは思っていなかった

『シャンクスのやつ何考えてんだ』

黒邪「どうします、もう少し急ぎますか？」

『そうだな、四皇同士が接触している時間が長くなるのはさすがに危険だ』

黒邪「御意」

黒邪はスピードを上げ、モビーまで向かう
その間おれは、2人が衝突して海が荒れてないことを期待する

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おいおいおいおい、ほぼ俺の予想通りじゃないかねェか……

モビーが近くなってきた頃、急に大気が揺れたと思ったら辺りが暗くなり、海は荒れ、天が割れた
どうやら、ひと揉めあったのがわかる

嫌な予感が的中した事に萎えるのと同時に、馬鹿2人にどう説教するかを考えながらおれはモビーの真上まで行く

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今まさに、もう一度武器が交わるところ、間一髪でおれは黒邪から飛び降り勢いを付けて、シャンクスの頭に蹴りを入れる

『何してんだ、この馬鹿野郎』

シャンクス「………いってェー！」

急に空からおれが降りてきたことに蹴られたシャンクスを含め、モビーの甲板に集まっていた白ひげの一員たちは目を見開いている

シャンクス「何するんですか……」

『おまえ、四皇同士が接触する危険性を理解してんだよな？』

シャンクス「それは………」

『わかってて、お前らは武器を手にしてるんだよな？』

おれの無言の威圧に負けたのか、シャンクスは土下座をしそうな勢いで頭を下げて謝ってきた
それをもう一度、今度は海に向かって蹴り上げると後ろで酒を煽っている白ひげに向き直る

白ひげ「おれの息子の姿が見えねェみたいだが？」

『…………1人でティーチを追った』

そう言った瞬間、場の空気が変わった
体に刺さるようなピリピリ……いや、ビリビリとした殺気に似たような覇気を肌に直接感じる
それに耐えられなくなった奴らがその場にバタバタと倒れ始めた

白ひげ「なぜお前を行かせたか理解してんだろうなぁ！？」

『うるせぇ！てめェの息子の世話を他人のおれにさせるのがまず間違ってんだよ！』

白ひげ「なんだと！？」

収めていた武器を再度構え、飲んでいた酒をおれの真横に投げると一気に武器を振り下ろされる