【男主】護るべきものの為にPart2【ONEPIECE】 (ページ15)

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38話ページ15

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俺たちは今、絶賛砂漠のど真ん中を歩いている
それにしても…………

ルフィ「あぢぃー」

ウソップ「言うなルフィ………」

ナミ「それにしても…本当に暑いわね」

ビビ「日中はどうしてもね
けど夜になるとだいぶマシになるわよ」

こいつら、暑い暑いしか言ってないで全く先に進んでないんだが？
海賊狩りはこんな人数で行動してるってのに道はぐれそうになるし、船医は毛皮が多いから暑さでほとんどバテてるし

エース「Aさんは暑くねぇの？」

『まぁ、そこまでだな
昔1度ここの海域に来た事もあるし』

エース「ふーん、そっか」

『お前は炎人間だろ、暑くないのか？』

「むしろ炎だから暑いのは余裕！」と自慢げに笑うエースはどうやらあまり暑さに身体が堪えてないらしい
さすがにこの状況でエースにまでバテられたら先が本当に思いやられることろだったので良かった

ダラダラと進んでいるうちに(ほとんど進んでない気がするが…)気が付いたら日が暮れ始め徐々に過ごしやすい温度になってきた

ビビ「そろそろ夜になるはね
今日はこの辺にしましょ、夜に砂漠を超えるのは危険だわ」

ナミ「そうね、適当な場所にテントを立てて休みましょ」

ここの女達は男よりもしっかりしているんだな。と再確認した
まぁ、ここまでグダグダな男達と一緒に居たら嫌でもしっかりするようになるか

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適当な岩陰を見つけ、そこにテントを立てるとそれぞれ夕飯ができるまでバラバラに過ごしている

夜の砂漠は涼しくはなるけども寒い時には氷点下まで達するらしいが、今日はそこまででもないらしいな。とぼーっと空に浮かぶ星を見ながら思っていた

エース「よっ、Aさん」

『エース』

1人でいた俺の隣に腰を下ろし持ってきていた酒を飲むエース
砂漠の中では酒も水も貴重だってのにこいつは……

エース「船の上でも最高だけど
砂漠の中での星見酒もまた最高だな」

『全部は飲むなよ、それも貴重な水分になる』

エース「わーってるよ」

と言いつつもグビグビと酒を飲み続けるエース
これは酔い潰れるまで飲むつもりだな…と呆れていると急に真剣な顔になって話し始めた