【男主】護るべきものの為にPart2【ONEPIECE】 (ページ14)

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37話ページ14

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海賊狩りはそれを恐る恐る受け取ると鞘から刀を抜いて太陽の光に当てながら刃の輝きを見始めた

ゾロ「よく手入れの行き届いてる刀だな」

『まぁ、俺の相棒なんでな
お前の腰に刺してるその三本のうち1本も妖刀だろ？』

ゾロ「あんたこの刀知ってんのか？」

完璧には抜かず、すこし刀を動かした海賊狩りのその刀はやはり見覚えがあった

『三代鬼徹か』

ゾロ「あぁ、正解だ」

『昔、2代目鬼徹を見た事がある』

ゾロ「なに？！
どこでだ？」

『もっと先の海』

「お前達じゃまだ行く事の出来ない、遥か先の海だ」と言うと、海賊狩りは口角を上げてニヤッとした顔をした

ゾロ「むしろ、そういう所にあるからこそお目にかかりたいってもんだ」

『いつか、見れるといいな』

ゾロ「あぁ」

麦わらの一味はそれぞれがそれぞれの目標があって海賊をしているんだなと確認する事が出来た

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ルフィ「やーっとついたなぁ」

ナミ「日中は40度も超えるらしいから暑さ対策しておきなさいよ」

『エース、お前も肌隠しとけよ』

エース「おう」

俺は普段からコートを着ている分、暑さ対策は万全の状態だ。と言ってもそんな対策をしたとしてもこの砂漠の中では何が起きるかはわからないけどな

船を岸に付け、上陸すると海の中から何やら動物？らしき影が飛び出してきた

ルフィ「なんだ？」

ビビ「あれは、クンフージュゴン？！」

「勝つ自信がないならここから帰りな」となんとも上から目線にものを言ってくるクンフージュゴンを麦わらが1発で仕留めた

『お前、動物の言葉がわかるのか？』

チョッパー「あぁ、俺はヒトヒトの実を食べたトナカイだからな」

『なるほどな』

てか、まてよ？クンフージュゴンって倒してしまったら厄介なんじゃなかったか？………
ほら、やっぱり。クンフージュゴンは自分を倒したものについていくという、なんとも武道家な動物だった記憶が当たった

案の定、クンフージュゴンは自分を倒した麦わらに付いていくと言ってそばを離れようとしない

『はぁ………
ほら、これやるからお前らはここで待ってな』

荷物の中に入れていた、いざってときの食料を渡すと快く身を引いてくれた

涙を流しながら見送ってくれるクンフージュゴンを背に俺たちは砂漠に足を踏み入れた