高嶺の・･・【ONEPIECE】 (ページ6)

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5話ページ6

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ｻｯﾁ「大体よ～いっつもマルコばっかり、ズリぃんだよなぁ～」

ﾏﾙｺ「なんだよぃ、急に」

ドカッ。とマルコとは反対側のAの横に座り、肩を抱き寄せながらマルコに怒鳴り始めた
ちなみに、Aの肩に乗っけられたサッチの腕はマルコによってすぐ振り払われた

ｻｯﾁ「い～つも、姉さんにベッタリでよ～
俺達が近寄ったらすぐ蹴ってくるし、ひーきだ！」

ﾏﾙｺ「お前は何を言い出すかと思えば……」

『あら、私はみんなを平等に甘やかしてるつもりよ？』

ｻｯﾁ「い～や！マルコだけとくべつだ！」

ムスッ。と頬を膨らまして恰も不貞腐れているサッチを呆れた顔で見ているマルコとは違い、Aはそんな顔をしているサッチを可愛いと思いながら頭を撫でた

ｻｯﾁ「姉さ～ん」

『ふふっ、サッチは寂しかったの？』

ｻｯﾁ「そりゃもちろん！」

『大丈夫よ、私はみんな大好きだから』

その言葉を頭を撫でられながら聞いていたサッチと隣で面白くなさそうに見ていたマルコはもちろの事、どんちゃん騒ぎをしていた他の船員たちも今のAの言葉に固まった

数秒固まった後、大声で叫びながら号泣している者、顔を抑えて悶えている者、謎に2回目の乾杯を涙を流しながらしている者、と奇妙な光景が広がった

ｻｯﾁ「姉さん！俺も好きだ～！」

サッチの声を筆頭にみな、「俺も！俺も！」と言い始める始末にマルコは頭を抑えた

それに笑顔で対応するAに対して隣で小さく「俺もだよぃ」と呟くとAにはちゃんと聞こえており同じく小さな声で「私もよ」と返されて赤面をしている所をサッチに馬鹿にされている

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マルコとサッチの言い合いが殴り合い蹴り合いに変わり、酒が混ざってるからか余計に勢いが増してきた所でAは白ひげの隣に移動した

『あら、父様その新聞』

白ひげ「知ってるか？こいつのこと」

白ひげが持っていた新聞を覗き込むとそこには最近名が上がり出し噂になってきたルーキーが映っていた

Aが海軍にいた時からちょくちょく会議の話題になっていたから存在自体は知っている
何でも、七武海の勧誘を蹴ったとか、ルーキーにしては懸賞金額の上がりようが凄いとか……諸々

『この子気に入ってるの？』

白ひげ「若ェのが死に急いでると思ってるだけだ」

『けど、私はこの子の事気になってる』

ふふっ、と意味深げに笑う娘に対して白ひげも同じように笑い返した

ルーキーの名は〝ポートガス・D・エース〟