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その後悟先輩はちゃんと冥冥さんを紹介してくれて、ある程度の説明をして軽く稽古を頼むようになった。


まあもちろんお金は要求されましたけどね!

如月家財閥設定本当に最高だよ神様ありがとう。

どうやらトリップ前の如月家の娘はすごく優しくて良い性格だったらしくて、『稽古のためにお金が欲しい』と言ったら娘からの何年かぶりのお願いだと泣いて喜ばれた。
 
正直な話、あぁこれが家族なんだと微笑ましく思ったりもした。
 





卒業まであと一年。
彼と一度目のお別れを迎えるまでも、
あと一年となった。



ななみんとはあまり会ってない。
ななみんは任務、私は稽古で忙しいのだ。


忙しそうなななみんを見て少し良心が痛んだので2級レベルまで呪力を上げた。

今は晴れて2級術師である。




七海「A、」

『あぁ、七海さん、おかえりなさい』



怪我は?と聞くとありません、と答える。



七海「久しぶりに会いましたね」

『そうだねえ、七海さんも忙しそうで』



目の下に隈があることを見るとよっぽどだろう。

大人のななみんほどまだ強くないため、
定時の上がりは厳しそうだ。




七海「…あなたはいつになったら私を名前で呼ぶのですか、」


少し不機嫌そうな顔で言うななみん。
心の中ではななみんってよんでるんだけど。

ちなみに私が未だに七海さん呼びなのは、溢れる想いを少しでも閉じ込めるための縛りである。

私は彼とは恋仲にはなれないと言う自分への暗示。




『七海さん呼びが定着しちゃって、』

七海「その割には五条さんは名前ですよね」

『悟先輩がしつこいので』



私もそれなりにしつこくしています、と怒られる。

彼の無愛想にはすっかりなれてしまって、
今では険しい顔を見るだけである程度喜怒哀楽がわかるようになった。




『そうだ、美味しい茶葉を買ったんだ、
七海さんよかったらどうです?』




彼は腕時計をさっと確認し、
それではお邪魔します、と一言私に告げた。





私の彼に対する思いに自分で気づいてしまってからは、彼を部屋に呼ぶのは初めてだ。




だからそんな嬉しそうな顔をするんでしょう?

期待しちゃだめだ、そんなことわかってる。



だけどどうも、この胸の高鳴りは止められそうにない。




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如月(プロフ) - モスさん» コメントありがとうございます!その感想は嬉しすぎます…ありがとうございます!更新がなかなかできていない状況ですが、また近々更新いたしますので、よろしくお願いします! (2021年4月5日 13時) (レス) id: 85ad8c6978 (このIDを非表示/違反報告)
モス - 気づいた頃には如月さんの小説すべて読んでしまってました、、。最高です。これからも応援しています!!泣 (2021年4月4日 23時) (レス) id: d1dfb52de9 (このIDを非表示/違反報告)
如月(プロフ) - 飛寿架さん» はじめまして!嬉しいお言葉すぎます…コメントありがとうございます!!がんばります! (2021年3月20日 17時) (レス) id: 85ad8c6978 (このIDを非表示/違反報告)
如月(プロフ) - 緋刃さん» もう嬉しすぎる言葉ばかりで、どう表したらいいのか…本当にコメントありがとうございます!嬉しすぎます!この小説は自分も書いてて楽しいので、タイミングを見計らってどんどん更新していきますね! (2021年3月20日 17時) (レス) id: 85ad8c6978 (このIDを非表示/違反報告)
飛寿架 - はじめましてッッッ!この作品メチャクチャタイプです!頑張って下さいッッッ (2021年3月20日 11時) (レス) id: d38b23df86 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:如月 | 作成日時:2021年2月12日 0時

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