36.すーぱーえきせんとりっく…？ ページ38
『何があったの…？』
「………」
そう聞いても、何も返してくれない焦凍くん。
『うーーん……あっ！』
そんな焦凍くんに痺れを切らし、私は焦凍くんの手を取り立ち上がる。
「ッ！？」
『一緒に遊ぼう！』
・
・
『とうちゃーく！』
焦凍くんの手を握り、来たのは近くの公園。
『何して遊ぶ？何して遊ぶ？』
目を輝かせて焦凍くんに問う私。
「……」
焦凍くんは少し動揺しているようだ。
『私ね！鉄棒得意なんだ！』
そう言って鉄棒の方に駆け寄る。
『見てて？私のスーパーエキセントリックハイパーエターナル逆上がりを！！』
そう言いながら両手で鉄棒を握る。
「…名前長い」
そう言いながらも、表情は先程より幾分か和らいでいて、嬉しくなった。
『よーし！』
その気持ちに乗り、勢いをつける。
『エイっ！』
ドサッッ
『いったぁぁぁ！！』
勢いをつけ、回ろうとした瞬間…うっかり棒を離してしまい、頭を地面に打った私。
あまりの痛さに転げ回る。
『痛い！痛い！頭われるよぉぉ〜！』
転げ回りながらそう叫ぶ。
そんな私を見て、焦凍くんは…
「フッ…アハハッ…」
…笑ったのだ。
『＿＿＿ッッ！！』
そんな顔を見て、痛さなんて吹っ飛んだ。
「あんな、長い名前つけて、おいて…ッ、逆上がり、できてッ、ないッ……ふ、はは！！」
笑いながらそう呟く焦凍くん
『い、今のはたまたま失敗しただけだからねっ！？いつもは、成功するんだよっ！？』
慌ててそう言う
すると、
「プッ、アッハハハハ！！！」
焦凍くんはさらに笑い出した
そんな焦凍くんにつられて、私も笑いがこみ上げてくる。
「『アハハハハ！！』」
気付けば、2人で涙を流しながら笑っていた。
・
『ふぅー、こんなに笑ったの久しぶりだ！』
やっと落ち着いてきた頃、そう言った
『私、お姉ちゃん以外の人と遊ぶの、初めてだから…』
頬をかきながらそう言う
「そう、なの？」
『うん！私の個性…なんか微妙なやつだからさ！友達も出来なくて…』
アハハ、と空笑いをする
「……」
『でも、今日は焦凍くんが一緒に遊んでくれたから、嬉しかった！
…と言っても、まだ鉄棒しかしてないけど…』
でも、すごく楽しい。
チラ、と焦凍くんの方を見ると、頬をほんのり紅くさせて笑っていた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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オッホホ - 夢小説で初めて声をあげて笑いました笑笑すごい面白かったです！！これからも頑張ってください！ (2020年5月17日 15時) (
レス) id: 5b8bfcc4e9 (このIDを非表示/違反報告)
ニコぱー(プロフ) - 藤海さん» あ、ありがとうございますぅぅ！！｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡ 面白かったですか！？よかったです！！今までありがとうございました！！ (2018年9月29日 20時) (レス) id: 2e80244575 (このIDを非表示/違反報告)
藤海 - 完結おめでとうござます！お疲れ様です！最後までとても面白かったです！ (2018年9月29日 20時) (レス) id: b9bf9ff02c (このIDを非表示/違反報告)
ニコぱー(プロフ) - よもぎさん» 応援ありがとうございます！！これからも笑わせられるよう頑張りますね！ｏ(･∀ ´･ )ゞ (2018年8月22日 17時) (レス) id: 2e80244575 (このIDを非表示/違反報告)
よもぎ - だめだ面白い最高です笑笑これからも頑張ってください応援してます！ (2018年8月22日 14時) (レス) id: 96cbcfc202 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ニコぱー | 作成日時：2017年9月10日 18時
