第七十九訓 ページ31
「旦那、Aさん、長ェ話きいてくれてありがとうございやした」
あ、さっきの私達に言ってたのね。
「野郎には大事なもん色々もってかれたが、行かなきゃならねェ」
沖田くんは立ち上がり、上着を肩にかける。
…うわ、さり気に地味にカッコイイポーズしやがって。
上着を肩にかけて持つとか！イケメンにしか出来ねぇよぉぉ。
「近藤さんには死ねと言われたんでねィ、最後かもしれねェ…地蔵にでも全部喋っときたかったのさ」
『…おい、地蔵ってどーいうことだコラ。銀時はともかく、何で私まで地蔵なんだ』
銀時は寝てるから、地蔵っていう表現もわかるけど！
「地蔵みてェな顔して何言ってんですかィ」
沖田くんはサラッとそう言う。
『地蔵みたいな顔って何！？』
「そのままの意味でィ」
くそぅ、このドS野郎…
そりゃあ、顔が整ってるアンタからすれば私なんて地蔵のような顔に見えるでしょうね。
そして、沖田くんは歩きだそうとする。
その時。
「お前の言う大事なもんに、アイツも入っちまってんだろ」
声が聞こえてきた。
「旦那！」
「フワァ〜、よく寝たぜ」
銀時は欠伸をしながらそう言う。
…よく言うよ、起きてたくせに。
「さて、眠気覚ましに一丁行くか。てめーのネーちゃんにも友達だってウソぶっこいちゃったし
最後まで付き合うぜ、総
「……旦那、クマ」
沖田くんは目元を指差しそう言った。
どうやら沖田くんも気付いていたようだ。
・
銀時と沖田くんが歩き出したその後ろに、私もついていく。
「……なにお前当然の顔でついて行こうとしてんの」
すると、銀時が立ち止まり私にそう言った。
『…え、何でって…話の流れ的に』
「いやいやいや、お前バカ？今から戦いに行くんだよ？それ分かってる？」
『は？そんな事くらいわかってますよ』
今の話的に誰でもわかるでしょ。
私そこまでバカじゃないって！
「じゃあなおさら何で行こうとしてんの！？お前が行ってどうすんだよ！」
『…………あ』
…そうだった。
私はただの一般人なんだ。
戦えるわけがない。
「…Aさんは、姉上のそばにいてくだせェ。アッチは俺達がケリつけてきまさァ」
『……』
そして、二人は私を置いて行ってしまった。
……望んで一般人になったはずなのに、すごく悔しかった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 872人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ニコぱー(プロフ) - そのへんの伊藤さんさん» ありがとうございます！！大変お待たせしてしまいすみませんでした！！これからも更新続けていく予定なので、お待ちいただけると嬉しいです。これからも頑張りますね！応援よろしくです！ (2019年6月11日 20時) (
レス) id: 89c1843be5 (このIDを非表示/違反報告)
ニコぱー(プロフ) - Hi！さん» 大変お待たせしてしまいすみません！！これからも、ノロマながらも更新は続けていく予定なので、気長にお待ちいただけると嬉しいです。これからもよろしくお願いします！ (2019年6月11日 20時) (レス) id: 89c1843be5 (このIDを非表示/違反報告)
そのへんの伊藤さん - 続き気になります!更新頑張ってください！ (2019年5月30日 16時) (レス) id: 82ec169f6c (このIDを非表示/違反報告)
Hi！ - 待ってまーす (2019年5月11日 20時) (レス) id: f98b79cb93 (このIDを非表示/違反報告)
ニコぱー(プロフ) - 夜桜さん» ありがとうございます！更新頑張りますね！(｀･ω･´)ゞこれからもよろしくお願いします！！ (2019年3月24日 15時) (レス) id: 2e80244575 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ニコぱー | 作成日時：2018年9月15日 21時
