【銀魂】【続】男装やめても一般人になれなかった件

第七十一訓 ページ23

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「友達っていうか、俺としてはもう弟みたいな？まァそう言うカンジかな。なァ総一郎くん」


「総悟です」


『あはは、それにしても美人なお姉さんで。もっと早く紹介してよ、大親友なんだから！』


この、このっ！と肘で沖田くんの腕をつつく。



………パフェで釣られる私達って一体…



…いや、考えないようにしよう。



銀時と私の目の前にはパフェが6つ。


うひょぉぉ、沖田くん太っ腹！！







…それにしても、本当に美人なお姉さんだ。


私の好みドンピシャなんですけど！！



私が男だったら即プロポーズしてたな…


「ふふ、そうちゃんったら隅に置けないわね。いつの間にガールフレンドなんて作ったの？」


『あはは、銀時が沖…総悟君のガールフレンドだって。面白い事言いますねお姉さん』

「いやお前のことだろ」


『…へ？…いやいやいや！絶対違います！ていうかやめてください想像したら……オロロロロ』


想像してしまった。沖田くんと私がそんな、そんな…絶対ムリィィィ！！



『いでっ！！』


すると、沖田くんに足を思いっきり踏まれた。


こ、コイツゥ、お姉さんの見えないとこで〜〜！！




「旦那、Aさん、頼みますぜ。姉上は肺を患っていて、ストレスに弱いんでさァ。余計な心配かけさせないためにも、もっとしっかり友達演じてくだせェ」


小声で私達に注告する沖田くん。


すると、お姉さんは私達の前にある、1つのパフェに赤い液体をビチャビチャかけだす。


「？…アレ、ちょっと何やってんの？ねェ」

『…あ、あの…？まさか、それ…』


すると、お姉さんは立ち上がり赤い液体の入った瓶を逆さにする。


「『お姉さんんん！！それタバスコォォ！！』」


え、えぇぇ！？何やってんのォォ！？



「そーちゃんがお世話になったお礼に、私が特別おいしい食べ方をお教えしようと思って。

辛いものはお好きですか？」


…いや、辛いっていうか…タバスコ丸々ひと瓶使って、辛いって次元じゃないと思うんだけど。


辛い通り越して舌虐殺鈍器になってると思うんですが。


「…辛いも何も……本来辛いものじゃないからねコレ」


銀時が正論を言う。


…すると。


「！！……やっぱり…ゲホッ、嫌いなんですね…ゲホッゴホッ、そーちゃんの友達なのに……」


お姉さんが急に咳き込みだす。


え、えええ！？



「好きですよね旦那、Aさん」


すると、沖田くんは私達の首に刀を添える。



…何この姉弟めんどくさいいい！！

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