【銀魂】【続】男装やめても一般人になれなかった件

第六十五訓 ページ17

「ど、どうしたのだ、急に野太い声を出して…」


野太いは余計だコノヤロウ。


…て、それより…



どう誤魔化そう！！



…でも、下手なこと言っても怪しまれそう…


小太郎頭良いし。鈍いけど頭良いし。



気は抜けない。




『…あ！そういえば、何だかお腹空いてきたなー！！あ、あんな所に北斗心軒がぁ！！行きましょう桂さん！！』



小太郎の腕を無理矢理とり、引っ張る。



うわぁぁぁあ！あからさまに話逸らしちゃったよ！バレたかな！？怪しまれたかな！！？



「おお、丁度お腹がすいていた所だ。気が利くな」



え、えぇぇ！？


誤魔化せた！？




…取り敢えず、北斗心軒の中に入る。



「いらっしゃ…おお、珍しい面子ね」


『こんにちは幾松さん！』


そう挨拶しながらカウンター席に座る。



そんな私の右隣に、小太郎、エリザベスといった形で2人も座る。(正確に言えば1人と1匹だが)



「アンタら、知り合いだったんだね」


『…え、じゃあ幾松さんと桂さんも知り合いで…？』


「あぁ。ここでバイトしてたこともあったな。懐かしいな、幾松殿」



私の問いに小太郎が答える。



まさか幾松さんが小太郎と知り合いだったとは…


私は、お互い一人で店を経営する者同士、幾松さんと仲良くしていた。


たまにここに遊びに来たり、幾松さんが私の団子屋に来たり…とする間柄だ。



「どうだ、A殿。今日のオススメはチャーハンだが…」


『ラーメンでお願いします』


…何で小太郎が店員みたいなことを言っているんだ。


「そうか。では幾松殿、蕎麦を二つとチャーハンを一つ」


『人の話を聞け』



ていうか小太郎は蕎麦なのか。


ここはラーメン屋だけど蕎麦でいいのか。





…ていうか何でラーメン屋なのに蕎麦があるんだ。



前まであったっけ…？







＊＊＊



お久しぶりです！！(と言ってもたったの一週間ですが)



実はまだテスト期間なんですが、ついスマホを手に取ってしまいました。



次の更新は土曜日以降になると思いますが、これからもよろしくお願いしますorz

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