【銀魂】【続】男装やめても一般人になれなかった件

第五十訓 ページ2

『嘘…でしょ……女優並の演技力を持つこの、私が…ッ』



そんな…バレるなんて…ッ


「布団の尻の部分に血がついてりゃあ嫌でも気付くだろ」


『……へ』



…え、え、？


『え、ちょっと待って…え…』


晋助の言葉の意味を理解すると、途端に顔に熱が集まってくる。



「戦争に参加したときくれェのことだったな。あん時、布団に赤いシミが付いてて驚いたぜ。

…まァ、お前は必死に隠してたがな」


『…え、う、うそぉ…』



ま、まさかそんな理由でバレてたなんて…



───恥ずかしすぎる！！



思わず両手で顔を覆った。








・









・









『あ、あぁ！！そういや、晋助に言いたいことがあったんだ！！』



しばらく経ち、顔の火照りが収まった頃…


思い出した。


「アァ？」


『この前の祭りの時！アレ！私、銀時と付き合ってないから！絶対ないから！』


「…は？」



──…そうだ。


あの祭りの時。



────「ｸｯｸｯｸｯ…銀時ｨ、テメーも隅に置けねェなァ。いつの間に女作ってやがった」



あんなこと言われたんだった。



「…あぁ、そういやあん時テメェもいたなァ」


『…えぇ！？忘れてたの！？…うわーヒド…』



だからモテないんだよ！！

……いや、晋助モテてたわ…


現在進行形でまた子さんにも惚れられてたし…


…そうか、また子さんって恋する乙女なのかぁ…


なんか可愛いなぁ。


…そうだ、親しみを込めて今度からまた子ちゃんと呼ばせてもらおう。



「あん時はテメェがポチだって気づかなかったしな」


『…あ、そう』



…って、何で私晋助とこんな談笑してんの！？


…ていうか、私はボールを取りにここに来たわけで…



『…そう！ボール！！…すっかり忘れてたじゃん！』


そうそう。ボールだよボール。



『ボール返せ！』


「…その歳になってボール遊びか？相変わらずお子ちゃまだな」


うわぁ〜、鼻で笑いやがったコイツ！！


しかも、ボールを持った手を上に上げて取れないようにするし！



こんにゃろォ〜、ムカつくぅぅぅ…



コイツだって平均的に身長低いくせに！チビなくせに！

私はさらに低いからボールを取れない事が悔しいぃぃ！


ぐきゅるるるぅぅ



『…！』


と、そこで鳴った私の腹の虫。



『〜〜〜ッッ！』



再び赤くなる頬。



…少しは空気読んで私のお腹ァァ！！

第五十一訓→←第四十九訓

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す