【 地縛少年花子くん 】現実に帰りたい。

♯８　最初の指令 ページ9

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　『おわぁ！？』






花子くんが鱗を飲み込んだ瞬間、私は魔法が解けたように人間に戻った。
おお。すげぇ。この世界マジで凄すぎる。









じゃなくて。







何で私花子くんと縁繋いじゃってんの…！？

くそぅ。花寧々が見れないだろうがッ、！！







私の(だと思い込みたい)花寧々がぁぁぁ！！！











花子くん
　「もう少し女の子らしい声出しなヨ」





　『余計なお世話だわ！！』
　『え、待って無理、カッコよ…』
　『って、近寄んな！！！半径１メートル離れて！！ﾀﾋぬ！！良いのか！？私ﾀﾋぬぞコラぁぁ！！』







花子くん
　「ハイハイ」
　「Aってば、すーぐ赤くなるんだから」












そう言って目を細める花子くん。

その顔も良き。その笑顔、私の家宝だ、分かるかい？(５７５のつもり)










　『いやいや、花子くんのせいだからね？』








花子くん
　「えぇ〜！？」
　「俺のせいになるの！？」





　『そりゃあね？』







花子くん
　「なんか悲しいんだケド…」












モジモジしてる花子くん。

何その動き、可愛すぎないか？？











花子くん
　「A」



　『ん？』
　『って、だから近い近い！！！』









花子くんは私の至近距離に来ていた。
真面目な顔してる。





花子くんに似合わない表情でも、私は推すよ、ずっと。












花子くん
　「今変なこと考えたデショ？」




　『か、考えてないよ！！』








やっべ。流石に引かれるとこだった。




やっべ。(２回目)













花子くん
　「まぁ良いや」
　「これからは、Aは俺の＿＿＿」





　『え！？彼女！？』








花子くん
　「それはまだ…ネ？」
　「カノジョじゃなくて、…助手だよ」




　『…助手？』











え、待って、助手！？

トイレ掃除！？やだぁぁぁ(((






ま、まぁ！？花子くんと一緒にいられるしまぁ良いだろう！！(誰目線)










花子くん
　「そう、俺の手伝いをしてもらう予定」
　「縁で結ばれた以上、拒否権は無いよ」





　『マジですか』





花子くん
　「早速、Aに指令を出すよ？」










　『トイレ掃除以外なら』








花子くん
　「え！？」
　「なんで分かったの！？」





　『図星かよ！！』









そしてそのまま(無理矢理)トイレ掃除をした(させられた)。


仕方ない。ピッカピカにしてやんよ！！！←






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