トリップ少女の大脱走 (ページ7)

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5話ページ7

ご飯が終わったら勉強タイム
勉強って言うよりテスト...正直に言うと面倒臭い

だけど、ママは「将来のため、貴方のため」にって
学校の代わりに毎日やってるテスト

難しいとは思うんだけど、何故か解けるんだよなぁ

【Age11 Type1 各問10秒以内に答えなさい。それでは始めます】

集中！集中！これ終わったらエマと遊ぼ～う

「まぁ半分はいったろ」「半分も？スゴ～い」

「いいなぁ...私なんて全然」

皆があーだこーだ言ってるとママがきて

「テスト返すわね。ノーマン、エマ、レイ！
すごいわ3人共！また満点フルスコアよ」

「おめでとう～」

やっぱりあの3人は違うなぁと思ってたら

「そしてA...」

「なぁに？ママ？」

ママに呼ばれてママの方に行った

「皆のテストとは少し違った難しい問題だけを
Aにはして貰ったけど...凄いわ満点よ」

「ホントに？難しいとは思ってたけど...いぇーい」

「Aスゴい！」

エマが駆け寄ってきたレイとノーマンも
私とママの方に来てママが笑顔で私達を抱きしめてくれた

テストは面倒臭いけど満点とったらママが喜んでくれる。褒めてくれる。口元がゆるゆるな私に

「すげーじゃん」レイが声をかけてくれた

「すごいね」ノーマンも

ノーマンはいつも褒めてくれるけどレイが
褒めてくるなんて滅多になくて

「ありがとう～」私は嬉しくて2人に抱きついた

「なっ/////」「わっ/////」2人は勢いよく抱きついた
私を驚きながらも受け止めてくれた

「よし！遊ぶぞ～」

エマの元気な声が聞こえ私は2人に離れた

「エマ～鬼ごっこしよ～」

直ぐにエマの方へ行き鬼ごっこの提案をして
2人で外に出た

「ビックリしたね」

「あぁ」

ノーマンとレイの顔が赤くなっていたのは
ママしか知らない

「...」