38話 ページ40
「ふふふん ふふふふん」
私は鼻歌を歌いながら廊下を掃除中
「1月。俺の12歳の誕生日。次の出荷はいよいよ俺か。」
レイの声がする...
えっ?レイが?
もしかしたら聞き間違えかもしれないし
本人に確かめるのが1番!!
私は掃除をしながらレイが出てくるのを待ってた
ガチャ
「っっA!?」
「遅かったね。レイ この通り廊下はピカピカだよ」
ジャジャーンと見せる私を見て安心したかのように
「おぉ。偉いな」
そう言って頭を撫でてくれるレイ
「あのさ...次の出k」
私の口を急いで塞ぐレイ
「ムゴム?ムゴムゴ(ちょっとレイ?離して)」
「さっきの聞いてたのかよお前 ちょっと来い」
ズルズル引き摺られる私。
やっと離してもらえた!ふぅ
さぁ確かめよう
「レイが出荷されるのはほんとう!」
「!! やっぱり聞いてたんか」
「うん。そこしか聞えなかったけど」
少しの沈黙があった後、レイがいきなり抱き着いてきた
「うぉっ どうしたの?レイ」
「大丈夫だ。脱走が成功すれば...」
脱走が成功しても失敗しても
きっと、レイは自分を犠牲にする
優しいんだよ。レイは私達のためにママのスパイをして。ずっと背負ってきた
「Aの事は俺が絶対守ってやる」
レイの抱きしめる力が強くなった
「ありがとう。レイの事は私が絶対守るから」
私も無意識に抱きしめる力が強くなっていた
「!!」
死なせない。もう誰も死なせない。
今度は私が守ってみせる
みんなの笑顔 みんなの未来
みんなが笑顔でいることが私の幸せなのだから
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抹茶プリリン(プロフ) - 21センチさん» ありがとうございます!更新頑張ります!!! (2019年2月25日 11時) (レス) id: 979a7b2ed6 (このIDを非表示/違反報告)
21センチ(プロフ) - いつも楽しく読んでます!更新頑張ってください (2019年2月24日 15時) (レス) id: 9d958f7c5a (このIDを非表示/違反報告)
抹茶プリリン(プロフ) - ドラゴンさん» そう言っていただけてとても嬉しいです!更新頑張ります!! (2019年2月16日 11時) (レス) id: 979a7b2ed6 (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン - すごく面白い!続きを待ってます! (2019年2月15日 22時) (レス) id: cddb962df9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:抹茶プリリン | 作成日時:2019年2月4日 22時