irreplaceable love -Masai-

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マサイside





お金を払うと言うとAさんはすごく嫌がっていたけど、誘っておいて割り勘なんて男として情けないので、顔を立たせてくださいというと、なら次は払わせてください。と。



払ってもらう訳なんてないんだけど。




『本当に美味しかったです。ご馳走様でした』


マ「良かったです^^終電、ギリっすね。タクシー呼びますね」



『大丈夫ですよ！歩いて帰れます！』



マ「流石にダメです。これ、タクシー代です。」




『いや！本当にやめましょう！しかも、私ここら辺なんです。マサイさんのご自宅はどこら辺ですか」



マ「いやいや、これくらいはさせてください。〜〜〜駅の側です。」



『あ、うちもそこです笑歩きませんか。そんな遠くないし』



マ「大丈夫ですか、疲れてないですか」



『全く疲れてないです！歩きたい気分なんです、ダメですか？』





いや、、、そんなふうに言われたら何千里だって歩けちゃいますよ。マサイ。



マ「じゃあ、歩きましょうか。送っていきます。こんな遅くに女性一人じゃ危ないし、何かあってからじゃ、僕が後悔するので、送らせてください。」




きっと拒否するだろうから釘を差してみると、笑顔でありがとうございます。と返事をくれた。








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あんな事が起こるなんて、思いもしなかった。

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