桜色Memories 【黒子のバスケ】 (ページ6)

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貴『なんで私が真ちゃんと…』

緑「他の高校に行って赤司達と同じより

俺と一緒の方がいいだろう」

勝手で我儘なところは

昔から変わっていない。

そんな彼を見て小さく笑みが溢れた。

緑「何を笑っているのだよ」

貴『いや…相変わらずだと思って』

緑「…ところでA

マネージャーはもうしないのか」

貴『！』

まさかこんなことを聞かれるとは思っていなかった。

なぜなら

私がバスケ部を辞めて以来

彼が私にバスケの話をしたことがないから。

貴『…なんで』

緑「1度しか言わないからよく聞いておけ

俺は今より、

Aがいた時の部活の方が楽しかったのだよ」

貴『！』

初めて聞いた彼の本音。

楽しかった…

私も楽しかったよ

でもそれは、皆が笑ってたから

だから私も笑ってられた

貴『なに真ちゃん…デレ期？』

緑「黙れ」

貴『言われなくても…マネージャーはするよ』

緑「！」

貴『逃げないって約束したから』

卒業式の日に約束した

虹村先輩と。

今度は笑い合えるチームにするって

たとえ今みたいな感じになっても

逃げないでなんとかするって決めた。