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貴『はぁ…』
"進路希望調査書"と書かれた紙
ここ数日間
私は何度この紙と睨めっこをしただろうか
昼休みという時間
図書室の机に突っ伏しため息をついていた。
(((ｶﾞﾀｯ
突っ伏して数分
隣の席のイスを誰かが引いた
貴『(誰よ…席なんていっぱい空いてるんだから
他の席に座りなさいよ…)』
そう思いながらも隣の席へ目をやると
見慣れた姿があった
貴『…真ちゃん』
幼馴染みの緑間真太郎
バスケ部を辞めてからも
幼馴染みの彼とはよく一緒に勉強をしたりしている。
仲は良い方だと思っている。
緑「その呼び方はやめろと何度言ったら分かるのだよ」
そう言った彼は
机の上に置かれた進路希望調査書を見て
私のシャーペンを取り書き始めた
貴『ちょ…なにして』
書き終わった紙に書かれていたのは
"秀徳高校"
その文字だった。
貴『！』
緑「Aも来るのだよ」
貴『…はぁ？』
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作者名：るる | 作成日時：2020年2月7日 23時
