桜色Memories 【黒子のバスケ】 (ページ36)

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黒「Aさん！」

貴『…黒子…火神くん』

試合が終わり控え室に戻ろうとしたとき

ふと名前を呼ばれ振り向くと黒子と火神くんがいた。

貴『なに？』

黒「少し…話がしたいです」

そう言ってきた黒子に少し驚きつつも

近くにいた高尾に先に行っててと伝え人通りの少ない所へと移動した。

貴『で？話って？』

黒「僕は正直…Aさんのことが分かりません」

貴『…はい？』

いきなりのカミングアウトに隣の火神くんも

何言ってんだ？って顔で黒子を見ていた。

黒「中学時代はマネージャーとしても人としても

Aさんのことを尊敬していました。

でも，誰よりもバスケを好きな貴方が

手を差し伸べることができないと言ったことが

僕には分かりません」

貴『ちょ…その話どこで…！？』

黒「すみません…こっそりキャプテンに聞きました」

虹村先輩…

誰にも言うなって言っとけば良かった。

貴『でも…あの時は本当に無理だった。

あのチームじゃ笑えなかった

黒子も同じこと思ったんじゃない？』

私がそう聞いた瞬間

黒子の表情が曇った。

火「めんどくせーな…お前ら」

私達の話を聞いていた火神くんが突然放った一言。

確かに関係性とかは複雑だとは思う

でも…こっちは至って真剣だ。

貴『ちょっと…いきなり何よ

こっちは真剣に話t((火「要するにお前は逃げたんだろ？」！』