桜色Memories 【黒子のバスケ】 (ページ32)

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中「桜華，なにかあるか？」

第3クォーターが終わり

ベンチに戻ってきた皆に一言監督が言った後に言われた。

貴『そうですね…とりあえず油断はしない事

それから……火神くんはまだ跳べます。』

足に限界が近いことは確かだ。

それでも、彼はまだ跳べる

それだけの力はまだ残っている

宮「跳べますって…あいつもう限界だろ」

貴『もちろん限界ギリギリです。

でも跳べる力はほんの少し残ってます。

間違いありません。』

足の調子

歩いている時の姿勢

足の運び方

なんとなくそれらを見ていけば分かる

彼の足がどういう声を上げているか…。

中「ん〜…あと2回くらいは跳べそうだね〜…

桜華はあと何回跳べると思う」

監督に言われ火神くんを見た。

私が見る限りも監督と同じくあと2回。

でも…

貴『…3回』

そう、3回だ。

貴『本来であれば監督と同じく2回です。

でも、彼はキセキの世代のある選手と少し似ています。

火神くんをその彼に置き換えると

必ず，自分の限界を超えてくるはずです。』