桜色Memories 【黒子のバスケ】 (ページ24)

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中「うーん、なるほど」

試合が進むコートに注目するなかで

中谷監督がぼそっと口から言葉を零した。

中「…よし、高尾ー木村ーマークチェンジ

高尾、11番に付け」

そして、突然のマークチェンジ

でも、正しいと思った。

影の薄い黒子は見ようとしてはいけない

なぜならそれこそミスディレクションにハマりやすいからだ。

でも、高尾の目は少し違う。

誠凛の伊月がもつイーグルアイとはちがう

黒子と他の4人

全体をみる鷹の目(ホークアイ)それが高尾のもつ目。

ふとコートに目をやると

高尾が黒子のボールをカットしているのが見えた。

誠凛の皆もかなり驚いた様子だった。

「誠凛、タイムアウトです」

誠凛のタイムアウト

その間もベンチに戻る誠凛をまじまじと見つめていく。

とれる情報は全て取るのが私のモットーだ。

試合は勝たなきゃ面白くない

笑ってなきゃ面白くない

こう思うようになったのはいつからだろう…。