桜色Memories 【黒子のバスケ】 (ページ11)

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貴『おはようございます』

秀徳に入学して今日で一週間。

え？早いって？気にしない気にしない

朝練が始まる1時間前には体育館で準備をしておく

中2の夏までは当たり前だったこと。

身体はその感覚を覚えていて

自然と目が覚める。

誰もいない体育館で

モップ掛け、ドリンク作り、最近のメンバーの調子や

筋肉の変化など、事細かに記録していった。

そうこうしていると、

メンバーがぞろぞろと体育館に入ってきた。

誰よりも1番早く来るのは宮地先輩だ。

宮「A、シュートフォームってどうすれば安定する？」

入部当初はよく暴言を吐いていた先輩も

今ではアドバイスを求めるようになった。

貴『ボールを持たずに、フォームを意識して

練習すればいいんじゃないですか？

それを何度も繰り返して体に覚えされたあとで

ボールを持って練習したらどうですかね？』

宮「なるほどな…サンキュー」

皆が来るまではこうして練習していることが多い。