××イタズラしちゃ、メｯ！！××【及川徹】【二口堅治】【ハイキュー】

イタズラ禁止令42 ページ45

放課後練も終わって


私は及川さんと一緒に帰る







及「明日、行っちゃうの？」

貴「はい、明日の午後2時に来る予定です」

及「そっ、か」






気まずい会話



話すのがなんだか辛い






及「俺達、遠距離恋愛になるね…」

貴「はい、なっちゃいますね」







話題を出してもすぐになくなる



付き合ったばかりなのにもう遠距離恋愛とか、普通は耐えられない




空はもう星空。





綺麗に広がる星空さえもが、私達を暗く染めている





しばらくの沈黙の後、





及川さんは、悲しげな表情をして、そっと口を開く






及「俺達、付き合ってまだ少ししか経ってないけどさ………でも、」







及川さんは私の前に立ち、星空をバックにして








及「Aの事、ちゃんと好きだから………だから……、離れても、俺の事、好きでいて……………。」









とても不安な顔をこちらにむける


いくらチャラ男だからといっても、ちゃんとした男の子だ



不安だってあるはず


私も不安だ




ようやく気づいたこの思いを、終わらせるはめにはさせない







貴「忘れるわけないですよ、だって、私は及川さんの彼女ですよ？」







及川さんはほんわかとした花が周りに咲き誇るような笑顔で






及「うん！！」





と、いった。






貴「早く帰りましょう！」





その夜は、2人で顔を向き合って一緒の布団で寝た



もう一つ、布団が用意されていたが



私的には、こちらの方が寝心地がよい



笑みをこぼしながら夢の中へ落ちていったその夜は、大事な大事な思い出






そして







これから私たちの足並みは、驚くほどに揃っていくことになるのは



ちょっとまだ早い話かな…？

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