イタズラ禁止令25 ページ28
二口side
もう、勝負は決まってる
休戦とか言っときながら、勝負は決まってた
でも、諦めたくなかった
どうしても、Aを渡したくなかった
だけど俺は、及川さんに勝負を挑んだ
勝てる確率がすごく低い勝負に
でも、0.1%でも確率があるから、俺は挑んだ
でも、決着はもう決まった
俺はしっかりとAにふってもらいたい
だから、俺はどっちか選べとか言ったんだ
わかりきってるからこそ、この浮いている気持ちを消したい
どこかで、Aは実は俺の事が好きなんじゃないか?とか馬鹿な考えがあるから
二「はぁ……」
俺って、負ける勝負好きなのか…
って、それただのドMじゃねぇかよ!!
がさっ!
草の音がした
あきらかに可笑しいと思い、音のした方向をみると、金色の髪の毛が覗いていた
ついでに伊達工のバレー部のジャージまで見える
二「はぁ、黄金川!!!」
黄「うわぁぁぁ?!!ば、バレてました?!!?」
二「お前身長でけーんだから見えてんだよ」
黄「うぅ、すんません、あ、あと…さっきの話、全部聞いちゃいました」
二「はぁ?!聞いてたぁ?!どこから?!」
黄「最初から全部です…」
しゅん、と表情を下げて俺をチラチラと見る黄金川
二「いや、まぁいいけどさ、うん」
黄「ホントっすか!!?((キラキラ!!」
子犬のように目を輝かせてくる
その純粋さを俺にも分けて欲しいわ
二「このことは絶対喋んなよ、喋ったらお前にセッターやらせないからな」
黄「は、はい!!」
俺はまた溜息を吐き、ブランコに座る
黄「せ、先輩なんで溜息ついてんすか?」
二「話し全部聞いてただろ?」
黄「?でも先輩が振られたとは限らないじゃないですか??」
二「…?」
黄「だって、Aさんが戻ってくる確率も、あるはずじゃないですか?」
二「ま、まぁ、そうだけどさ、ほぼ決定的なんだから」
黄「あ、Aさん」
二「え?!???」
言われるがままに入口を見つめると、息を切らしながら立っているAがいた
二「A?!」
貴「え、えっと……ちょっと話したい事があっから……」
Aは戸惑いながらも俺を見つめる
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16 - 及川さん、おめでとう! (2017年11月22日 22時) (レス) id: 51b813300c (このIDを非表示/違反報告)
黒犬×96(プロフ) - 紗奈@カラ松ガールさん» 及川さんwww良かったですwww (2016年8月1日 20時) (レス) id: 2d98b3cbc6 (このIDを非表示/違反報告)
紗奈@カラ松ガール - 初めて及川さんをかっこいいと思った事実。ww (2016年7月31日 7時) (レス) id: 9aece6e950 (このIDを非表示/違反報告)
黒犬×96(プロフ) - つぶさん» ですね!及川さんは残念な所を直せばイケメンです…!! (2016年6月27日 1時) (レス) id: dbfc04b48a (このIDを非表示/違反報告)
つぶ - 及川さんイケメンッ☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆ (2016年6月25日 12時) (レス) id: c508c29f4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒犬×96 | 作成日時:2016年6月5日 23時