宇髄天元ー弱点 ページ11
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彼氏は弱点がない
誰しも弱点は持っている、動物が苦手とか野菜が嫌いとか
でも天元は、出されたものはなんでも食べるし、動物にも好かれやすい
特に毒には耐性が強くて、薬とかはあまり効かない
元忍だから、そういう教育を小さい頃から受けていたのだろうけど
少しくらい私に弱みを見せてくれてもいいと思う。
「おい、なに不貞腐れてんだよ」
「べっつに」
「今日俺の帰りが遅いのが気に食わないのか?」
「それもあるけど」
「じゃあなんなんだよ」
本人には知られず、1人で弱点を見つけてやると私は思った
「今度言うよ、ほらさっさと出掛けてこい」
「可愛げがねぇな」
「可愛げない奴を選んだのは天元だよ」
「そーだな」
天元は今日、半年に1回の柱合会議だ
半年に一回会えるという仲間達と飲んでくるらしい
「あんまり飲みすぎないでね」
「俺は酔わねぇから平気だ」
「酔った天元も見てみたいけどね」
「また今度な」
お酒を飲んでいる天元を見た事がないから、もしかしたら酔いやすいのかなとか思ったが
そんな簡単に弱点が見つかるわけないかと、私は諦めていた
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「帰ったぞ」
「おかえりなさい、天元様。」と雛鶴に続いて須磨とまきをの3人が答える
私は籍を入れてはいないが、実質四人目の嫁ということになる。
この3人とはとても仲が良くて、私は3人とも大好きだ。
「おかえり、天元」
「おう」
目を合わせない天元は、どことなく表情が虚ろだった
「天元、体調悪いの?」
「んなことねぇよ、心配すんな」
くしゃっと私の頭を撫でると、自室へと向かっていく
疲れているのか、足早に自室へと入っていった天元
「雛鶴、天元は具合が悪いのかな」
「いいえ、悪くは無いのよ。今日はお酒を沢山飲まれたみたいだから。近づかない方がいいわよ」
「それって、どういう…」
「でもA、今はきっと珍しい天元様が見られるから」
意味深な言葉を残して、雛鶴は須磨とまきをの喧嘩の仲裁に入る
珍しい天元様とやらを私も知りたい
私はその夜、天元の自室に足を踏み込むことを決めた。
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廣岡唯 - しのぶさん愛しているぞ村田さん大好きだ (2023年4月2日 15時) (レス) @page17 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
黒犬(プロフ) - kanaさん» はじめまして!こちらこそお読み下さりありがとうございます!きゅんきゅんしてくれて嬉しいです(*´`)最後の村田にこれからも癒されちゃってください! (2021年9月1日 21時) (レス) id: 43c30b8faa (このIDを非表示/違反報告)
黒犬(プロフ) - ぱーむくーへんさん» お粗末さまです!拙い文章をお読み下さりありがとうございました(*´`) (2021年9月1日 21時) (レス) id: 43c30b8faa (このIDを非表示/違反報告)
kana(プロフ) - 初めまして!^^*完結おめでとうございます!(*´-`*)どのお話もキュンキュンしました(/ω\*)最後の村田さん,イケメンすぎました!(/// ^///) (2021年4月26日 22時) (レス) id: d202a80bf0 (このIDを非表示/違反報告)
ぱーむくーへん - 村田さぁぁぁぁん!!!イケメンが過ぎる。しゅきってなりましたありがとうございますごちそうさまでした (2021年4月17日 15時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒犬×96 | 作成日時:2020年3月19日 21時