私と一也の物語。

46話 ページ48

夜食堂でクリスと金丸とAは稲実の試合を見ていた＿＿＿


『金丸君今のセットポジションもう1回見せて。 』

と言った時Aは、視界が歪み

ガタッ

と倒れそうになったとこをクリスが支えた…金丸が固まっていのにクリスが気づき

クリス「金丸。御幸に俺が呼んでいるとだけ今すぐ伝えてきてくれないか？Aが倒れたことは御幸にしか言うなよ？」

金丸「わ、分かりました。」

クリス「随分無茶をしたな。結構熱あるぞ？」

『はぁ···はぁ、はぁ。クリス先輩ほんとすみません。 』

Aは無意識に涙を流しながら謝っていた。




金丸(A先輩大丈夫なのか？それより御幸先輩の部屋は…)


ゾノたちが入っていった後なので扉は空いていた


金丸「あの、御幸先輩ちょっといいですか？クリス先輩が呼んでいます！」

御幸「あー、いくいく。」



軽めの返事が聞こえ金丸が御幸にしか聞こえないくらいの声で

金丸「さっきA先輩が食堂で倒れて＿＿＿」

御幸「！！！！！」

御幸はそれだけ聞くと食堂に走っていた

金丸(あ、足はぇ………)




御幸「A！！クリス先輩すみません。」


クリスからAを預かりクリスが監督のところに行ってくると言って食堂を出ていった


御幸(体めっちゃ熱いじゃねーか…)


御幸「A大丈夫か？」

『 か、一也…はぁ、はあ、ごめんほんとごめん。明日試合なのに…』

御幸「礼ちゃんあたりが家に送ってってくれると思う…なんでそんな無茶したんだ。」

『はあ、チームのために、はぁ…役に立ちたかった…』

御幸「････････････明日は寝てろよ。絶対勝ってくるから。」

『うん… 』

御幸(なんで気づけなかったんだ。くそっ…)









御幸はAを姫抱きで礼ちゃんの車に連れて行った



御幸「ちゃんと寝てろよ。」

『明日最後だけでも見に行くから。 』

御幸「････････････」

『頑張れ一也…』

御幸「おう！」

47話→←45話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す