紅色に染まる時

あなたは？ ページ6

そこに居たのは、とても言葉では表せないほど、キレ〜な男の人がいた。

「誰？」
男の人は、いつの間にか私の前に立っていて、私に問いかけた。

ビクっっ
なんか…
この人怖い……

「わっ私は、桜羽 Aです‼ すいませんでした。 今すぐに出ます。」

私は、なぜか謝ってしまった。
悪いことはしてないのに。

「君は、普通科の子だよね。俺は、山田 涼介 よろしく。」

山田さんは、微かに笑みを浮かべて言った。
私の心臓がバクバクうるさい。

「俺に惚れちゃった？」

私をバカにしたように笑う山田さん。

惚れてなんかいない。
ただ、綺麗で冷たそうな…どこか、悲しげな彼が、気になるだけ。
好きとかそんなのではない。

「冗談だよ。俺、ナルシじゃないし。普通科の奴らは、絶対落ちるからさ。罪な俺たち…」

俺たち？
なんのことなんだろう…

なぜ…→←ゆうちょんから

ラッキーアイテム

革ベルト

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す